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4月16日告示の上伊那郡辰野町議選で無投票当選した新人の野沢澄夫氏(69)が、議員任期初日の30日、辞職願を提出し、許可された。野沢氏は当選2日後に辞退を申し出ていた。
野沢氏には今後、1日分の報酬(7567円)が支払われる。野沢氏は同額を町に寄付する意向を示した。
野沢氏は町役場を訪れ、議長選出まで議長代理を務める最年長議員の山寺はる美氏に辞職願を提出。
辞職の理由について、取材に「定数割れの可能性を知り急きょ立候補したが、地域や親戚から理解を得られておらず、議員活動をすることは困難と判断した。本当に余計なことをしてしまった」と話した。
同町議会は定数14。今回の町議選は野沢氏を含む13人が無投票当選し、1947(昭和22)年の町制施行以来で初の定数割れとなった。
野沢氏の辞職で欠員は2。
山寺氏は「人数が少なく、(一人一人の)議員の負担は増える。町民に理解される議会活動をしたい」と述べた。
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