19/02/09 19:22:41.25 bcsU+FtI0.net BE:419096316-DIA(252525)
URLリンク(img.5ch.net)
理解されない苦しさ、を理解するために 『吃音 伝えられないもどかしさ』
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
言葉がつっかえる、いわゆる「どもる」吃音の人は、詰まり方や軽重の度合いはさまざまでも、日本中におよそ百万人いるとされる―僕も、その一人である。
決して症例が少ないわけではないのに、吃音が起きるメカニズムは不明。
治療法も確立されていない。なにより〈本人にとっては深刻でも、他人からは問題がわかりにくい場合がある〉。
苦手な言葉でも場面や体調などによってうまく話せるときがあるから、ややこしい。
さらに〈うまく話せなくなりそうな場面で沈黙すれば、他の人から見たらそもそも何が問題なのかほとんどわからないということにもなりうる〉……。
(省略)
〈人が生きていく上で、他者とのコミュニケーションは欠かせない。/吃音の何よりもの苦しさは、その一端が絶たれることだ。
言葉によって相手に理解を求めるのが難しい。さらに、その状況や問題を理解してもらうのも容易ではない。
二重の意味で理解されにくいという現実を、吃音を持つ人たちはあらゆる場面で突きつけられる〉
理解されない苦しさを理解されない―その苦しさは、いまの社会では(悔しいけれど)吃音を持つ人だけのものではないだろう。
本書は、吃音をめぐるノンフィクションであると同時に、他者とつながること、他者を理解することについて問いかける一冊として、広く、深く、開かれている。
URLリンク(www.amazon.co.jp)