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保守が大好きな朝日新聞批判ネタの一つに、戦後GHQに骨抜きにされた朝日新聞が「マッカーサー神社」を造ろうとしていたというものがあります。
『日本国紀』もこれを紹介します。
呆れたことに、この時、マッカーサーをご神体に据えた「マッカーサー神社」を作ろうという提案がなされ、その発起人に当時の朝日新聞社社長の
長谷部忠が名を連ねている(毎日新聞社社長、本田親男の名前もある)。朝日新聞にとって、ダグラス・マッカーサーは現人神だったのであろう。
百田尚樹『日本国紀』幻冬舎, 2018, p. 433(第5刷)
とあり、百田氏は「マッカーサーをご神体に据えた」と本当の「神社」を作ろうとしたと勘違いをなさっているようです。が、「マッカーサー神社」とは実際の
神社ではなく、実際には「マッカーサー記念館」を建てようとする計画を揶揄した呼称です。
「マッカーサー神社」という言葉だけが独り歩きして、一部ネット界隈などでは「本当の神社を作ろうとした」という都市伝説として広がっており、それを
百田氏も鵜呑みにしてしまったと考えられます。
なお、「マッカーサー神社」が実際の神社ではなく「マッカーサー記念館」の異称であることはWikiepediaにも載っています。Wikipediaさえしっかり調べて
転載していれば間違えなかったのにと悔やまれます。
また「マッカーサー神社」(マッカーサー記念館)の発起人たちにはマスコミ関係者のみならず、皇族や映画関係者なども含まれており、この中から
朝日新聞だけを名指しして非難することは妥当ではないでしょう。
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