百田尚樹らネトウヨ思想の根幹となっている『WGIP洗脳』は保守派の歴史学者からもまともに相手にされないレベルの陰謀論 [593776499]at POVERTY
百田尚樹らネトウヨ思想の根幹となっている『WGIP洗脳』は保守派の歴史学者からもまともに相手にされないレベルの陰謀論 [593776499] - 暇つぶし2ch1:番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です
18/11/22 04:12:38.44 CSduAWBX0.net BE:593776499-2BP(4023)
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Wiki大量コピペを百田本人も認める! “事故本”状態の百田尚樹『日本国紀』を大真面目に検証してみた
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略)
●「WGIP洗脳で日本人の精神が破壊された」の陰謀論を全開する百田
さて、ここまで見てきたように、『日本国紀』が「東京裁判史観」を批判するよう組み立てられていることは自明なので、他方の「WGIP洗脳」について説明したい。まずは百田センセイによる記述を引用する。
〈もう一つ、GHQが行った対日占領政策の中で問題にしたいのが、日本国民に「罪の意識」を徹底的に植え付ける「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」(WGIP:War Guilt Information Program)である。
これはわかりやすくいえば、「戦争についての罪悪感を、日本人の心に植え付けるための宣伝計画」である。
これは日本人の精神を粉々にし、二度とアメリカに戦いを挑んで来ないようにするためのものであった。東京裁判もその一つである。そして、この施策は結果的に日本人の精神を見事に破壊した。〉
〈何より恐ろしいのは、この洗脳の深さである。GHQの占領は七年間だったが、それが終わって七十年近く経った現在でも、多くの日本人が「戦前の政府と軍部は最悪」であり、
「大東亜戦争は悪辣非道な侵略戦争であった」と無条件に思い込んでいる。〉
さらに百田センセイによれば、GHQは「公職追放」や「教職追放」でGHQに批判的な政治家や教育者を排除し、かわりに官僚を多く輩出する東京大学などを〈「WGIP」の推進者〉によって〈支配〉させた。
新聞社や出版社などの言論界にも〈GHQの指名〉で〈彼らの覚えのめでたき人物〉が入ってきて、〈これにより、多くの大学、新聞社、出版社に、「自虐史観」が浸透し、GHQの占領が終わった後も、
「WGIP」を積極的に一般国民に植え付けていくことにな〉ったと主張する。
ようは、日本人はこのWGIPなるGHQの施策によって、「日本は侵略戦争をしていない」などの「(右派の言う)正しい歴史認識」ができなくなってしまい、現在でもマスコミがGHQの名代となっていることで、
「すべて日本が悪かった」なる「洗脳」が解けていない、というのである。
はっきり言って荒唐無稽だが、別に驚くほどでもないのは、これが最近の自称保守論壇で流行しているネタの使い回しでしかないからだ。
●WGIPの真実、保守派の学者からも「そんな大それたものでない」の指摘
もともとWGIPの存在自体は、1989年に保守系文芸評論家の江藤淳が『閉された言論空間 占領軍の検閲と戦後日本』(文藝春秋)で指摘したものだ。以降、保守界隈で受け継がれ、
近年では『日本が二度と立ち上がれないようにアメリカが占領期に行ったこと』(高橋史朗/致知出版社)、『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』(ケント・ギルバート/PHP研究所)などの
“WGIP史観本”が密かな出版ブームになっている。
しかしながら、敗戦後にGHQの主導のもとで、新聞・ラジオを通じたプロパガンダや出版物の検閲などがおこなわれたことは事実であっても、それが戦後70年経った今も「国民を洗脳している」と
呼ぶべき状況とみなすのは、陰謀論的解釈にもほどがあるだろう。
だいたい、WGIPは「日本の右派にとって“歴史戦の決戦兵器”」(能川元一)としてもてはやされる一方で、学術的研究や検証があまり進んでいるとはいえない。
たとえば保守派の歴史学者である秦郁彦氏ですら、WGIPについては〈江藤は「戦後日本の歴史記述のパラダイムを規定するとともに、歴史記述のおこなわれるべき言語空間を限定し、かつ閉鎖した」と、
高橋史朗は「日本人へのマインドコントロール計画」と評すが、果たしてそんな大それたものだったのか〉と疑問を呈している(『陰謀史観』新潮社)。
また、これは哲学研究者の能川元一氏も指摘している(「“歴史戦の決戦兵器”、「WGIP」論の現在」『徹底検証 日本の右傾化』筑摩書房、所収)ことだが、江藤のWGIP論には決定的な弱点があった。
それは、江藤自身も認めるように、敗戦直後に仕掛けられたはずの「日本国民洗脳計画」が、実のところ、当初は明らかに十分な効果をあげられなかったという事実だ。
実際、サンフランシスコ講和条約の1952年には、全国的に戦犯の釈放運動が広がっている。
十分な学術的研究が蓄積しないまま、保守論壇で一人歩きしてきたWGIPについて、膨大な資料をもとに検証した研究者の賀茂道子氏(名城大学非常勤講師)は、今年刊行した著書のなかで、
「ウォー・ギルト・プログラム」は「敗戦の真実」と「戦争の有罪性」を国民に認識させるための情報教育政策だったと説明している((『ウォー・ギルト・プログラム GHQ情報教育政策の実像』法政大学出版)。


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