18/11/12 10:46:28.71 jiip7EMO0.net BE:427387524-2BP(1000)
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今話題の『日本国紀』(幻冬舎, 2018)で、これまで本ブログで様々に批判を加えてきましたが、最大級の間違いを発見しましたのでご報告します。次の一節です。
《日本には過去八人(十代)の女性天皇がいたが、全員が男系である。つまり父親が天皇である。》
百田尚樹『日本国紀』幻冬舎, 2018, p. 33
……。驚くべきことに百田尚樹氏は、「男系」の意味を「父親が天皇」であると誤解しています。
「男系」の正しい意味とは「父親⇒父親(祖父)⇒父親(曽祖父)…」と遡って行くと必ず天皇に行き当たるということで、「父親が天皇」という意味ではありません。
事実、女性天皇の八人のうち、父親が天皇なのは六人だけです。
《女性天皇の男系祖先
推古・持統・元明・孝謙(称徳)・明正・後桜町の6人は父が天皇である。
皇極(斉明)の父・茅渟王の父・押坂彦人大兄皇子の父は敏達天皇であり皇極から見て曽祖父である。
元正の父・草壁皇子の父は天武天皇であり元正から見て祖父である。》
Wikipediaより引用
女性天皇・女系天皇がさかんに議論されている中で、『日本国紀』を名乗るこの本がこのようなミスを犯した過失は重大でしょう。
編集の有本香氏や、監修の上島嘉郎氏や久野潤氏らの厳密なチェックを経ているはずにも拘らず、このような初歩的な間違いがある事実は、その内容の信頼性に大きく影