18/11/06 13:40:09.98 6qwNtkc90.net BE:452836546-PLT(15072)
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飯田下伊那地域特産の干し柿「市田柿」を製造加工していた「かぶちゃん農園」（飯田市、鏑木武弥（かぶらきたけや）社長）や
グループ会社の破産に伴う柿畑の管理問題で、同農園を整理解雇された元従業員４人が５日、
放置された畑の柿をボランティアで収穫した。このままでは畑の荒廃や鳥獣被害が起きかねないと、
柿畑を管理していた「かぶちゃんファーム」（同市）の破産管財人に相談。紹介された飯田市内の柿畑で作業をした。
同農園が創業して間もない１０年以上前から市田柿のカタログ通販などに関わった元従業員の松沢葉子さん（飯田市鼎名古熊）が
仲間に呼び掛けた。「地域と一緒になって市田柿の製造を手掛けてきた誇りがある。放置された畑を見るのは切ない」と松沢さん。
午前中に失業保険の受給説明会に出た後、４人で収穫した計約３６０キロを破産管財人側に引き渡した。
加工先は管財人が手配するという。
同農園が名古屋市に展開した直売店で働いていた池田範人さん（５２）＝飯田市鼎中平＝も作業に参加。
「市田柿は地域が誇る究極のドライフルーツ。その名誉を傷つけたと言われるのが一番つらい」と松沢さんの呼び掛けに応じた。
同農園は当初、自社製造の市田柿などをカタログ通販する事業を手掛けたが、２０１１年に資金繰りが悪化し、通販部門を廃止。
破産した「ケフィア事業振興会」（東京都、鏑木秀弥（ひでや）社長）が通販や物流を担うようになった。
松沢さんらによると、市田柿など加工食品のオーナー制度をうたって多額の資金を集めたケフィアの経営実体を、
ほとんどの従業員は知らなかった。
百貨店への営業などを担当し、名古屋市の直売店でも働いた村沢志賀（しが）さん（愛知県春日井市）は
「もっといろいろな人に市田柿を届けたかったが、かなわなくなった」としつつ、「南信州の良さを伝える仕事には関わり続けたい」と話した。
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