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本土に伝わらない沖縄の本音と分断 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
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私が生まれ育った沖縄で新聞記者として働き始めてから、11年がたとうとしている。
大学を卒業して沖縄タイムスに入社し、学芸部や社会部を経て14年からはデジタル部門を担当している。
(略)
これらのニュースを毎日配信しながら、ツイッターやフェイスブックなどのSNS、ヤフーやスマート
ニュースなどのニュースメディアもチェックする。
エンターテインメント、観光はネットで好意的に受け取られる。一方で、政治に関しては罵詈雑言の
コメントが並ぶ。「死ね」「アホ」「反日」「売国奴」「中国のスパイ」......。エンタメや観光のニュースは
「事実」なのに政治は違うようだ。
それでも、全国の人に本当のことが届かなくても、沖縄県内には新聞が届いている。沖縄県民は
分かってくれている。そう信じたい私がいた。
「高校生が企画・運営するダンスイベントがあるので、告知の協力をしてもらえませんか」
15年秋、地元の後輩から連絡があった。面白そうだと思い、会社で会うことになった。
応接室にやって来たのは高校3年生の2人組。学校が終わると、ストリートでダンスの練習をしているという。
眼鏡を掛けて、私より少し高い165センチほどの背丈。制服の白シャツは彼らの細身の
体を持て余していた。「学校の外でも活動している高校生の披露の場がないので、自分たちで
企画しました。多くの人に来てほしい」。スポンサーも自分たちで集めてきた17歳を応援したいと思った。
「ネットは新聞紙面で掲載した後にアップしますね。今日は来てくれてありがとう」
私がペンとノートを鞄にしまい、彼らと一緒に部屋を出ようとしたところ、2人が顔を見合わせてから、
こう言ってきた。「あの、新聞って本当のことが載ってなかったりするんですよね。ネットだけに
出してもらえませんか」。事態をのみ込めず、話を聞いた。まとめるとこうだ。
彼らは情報をネットから収集している。メッセージアプリのLINEで流れてくるニュースは読む。
ネットで沖縄の新聞は事実と違うことを書いていると読んだことがある。ニュース系でよく見ているのは
YouTube の「KAZUYA Channel(カズヤチャンネル)」。新聞は読んだことあるのかと聞くと
「紙は今まで一度もない」ことが分かった。
(以下略)