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川崎市に住む在日コリアンの女性に対し、ツイッターで差別をあおるヘイトスピーチや危害を加えるとする投稿を繰り返し行ったとして、
50歳の男が脅迫の疑いで書類送検されたことが捜査関係者への取材で分かりました。
捜査関係者によりますと、川崎市に住む在日コリアンの崔江以子(チェ・カンイヂャ)さん(44)は、おととし1月、ヘイトスピーチに反対する
団体の結成集会に参加したあと、特定の人物からツイッターで批判の投稿が相次ぎ、警察に被害の相談をしていました。
その後も差別的な投稿は続き、警察が捜査した結果、神奈川県藤沢市の無職の50歳の男が、おととし8月と、去年4月から5月にかけて、
女性に対し差別をあおるヘイトスピーチや危害を加えるとする投稿を繰り返し行ったとして、今月18日、脅迫の疑いで書類送検された
ことが捜査関係者への取材で分かりました。
投稿では、みずからを人種差別主義者=レイシストと名乗り、警察に相談した女性を批判し我慢の限界になったとして、「ひとつ上の
ステージにあがる」とか「ナタを買ってくる予定」などと記載していたということです。
弁護士によりますと、この女性に対する差別的な投稿はおととしから去年までのおよそ1年半続けられ、その数は数百件にのぼると
いうことです。
捜査関係者によりますと、任意の事情聴取に対し容疑を認め、「こんなことになるとは思わなかった」という趣旨の話をしていると
いうことです。
インターネット上でのヘイトスピーチをめぐっては、先月、京都市の朝鮮学校に対する差別的な動画を投稿した男が名誉棄損の罪で
在宅起訴されています。