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aibo組み立てショウ！バラバラの部品を1体に組み上げる
aibo分解するんですか？かわいそうじゃないですか！
ショウの始まり！aibo分解班が今回だけ組み立て班になった理由
「aibo、ほんとに分解するんですか!? かわいそう……」
非難を含んだ言葉が私の心に突き刺さる…。
本日、2018年1月11日（ワンワンワンの日）に発売された新型aibo。初代AIBOの発売からおよそ20年、
生産・販売終了から約10年を経てからの「復活」とあって、ロボット業界はもちろん、エレクトロニクス関連の
幅広い技術者から注目を集めている。
当然、我々日経テクノロジーオンライン分解班の「次のターゲット」に相応しい。
あの製品の中がどうなってるか見たい―。こうした技術者に要望に応えるため、我々日経テクノロジーオンライン分解班は、
これまでさまざまな話題の電子機器を分解してきた。
最新の米AppleのiPhoneシリーズを始めとする最新のスマートフォン、任天堂やソニー・インラタクティブエンタテインメント（SIE）のゲーム機、
パソコン、VRデバイスなどなど。技術者が「あの中身はどうなっているのか？」と興味を抱くすべてが対象。いまでは電子機器に飽き足らず、
ロボットや電動車両の分解にまで手を伸ばしている。おかげで、取材先の技術者から瞳に星を浮かべたような目で「あれ、出たらバラすんですよね？」
と声を掛けられることもしばしばだ。
aibo分解への技術者の期待は間違いなく高い。ならば我々はなんとしてもaiboを分解し内部構造を調べなければならない。と、意気込んで
aibo分解の手配を進めていた私に冒頭の声を掛けてきたのが後輩U記者である。
「aibo、ほんとに分解するんですか!? かわいそう…」
「いやいや、ロボットでしょ。本当の犬じゃないんだから。それに仕事だよ、仕事。かわいそうとかそういう問題じゃないでしょ。第一、あなたお肉好きでしょ。
特にラム。そんなこと言ったら、食べられる羊はかわいそうじゃないの？」
という台詞が喉まで出かかったものの、グッと飲み込む。
編集部には愛犬家が多い。世間もそうだ。その中には、愛くるしい動作をするaiboを本当の犬のように感じる人もいるはず。そういえば
U記者の先輩で指導役のU記者も確か愛犬家だったはず…。先輩はもちろん、後輩にも忖度する私は、「そうだよね?」と、当たり障りのない
返事をしてやり過ごしつつ、はてどうしたものかと考えこんだ。
まさに逆転の発想
まさに逆転の発想だ。今回はいつものようにバラバラに分解するのではなく、バラバラの部品状態から1体のaiboを組み?てる逆?程を
お?せすることにした。
協力いただくのはaibo生みの親のソニーの技術者のみなさんだ。最も重要な組立作業の担当は、開発チームで最もaiboの組み立てに
長けているという噂の荒木拓真氏（ソニー 事業開発プラットフォーム AIロボティクスビジネスグループSR事業室 商品開発グループ）にお出まし願った。
（続く）
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