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このところ小売業をはじめ日本のサービス業系企業が次々と中国進出を果たしています。
その際に発表されるプレスリリースには、決まって「日本の『おもてなし』に代表される高品質なサービスを中国で展開し・・・」といった文言が見られます。
多くの日本人は、日本のサービスは世界に誇れる高いクオリティであると信じ切っているようです。
しかし対人接客サービスだけならまだしも、契約からアフターサポートまでを含めたサービス全体で見ると、果たして日本のサービスが「手厚い」と言えるのか疑問です。
一部のサービス分野に至っては、むしろ筆者が暮らす中国より劣悪ではないかと感じることすらあります。
そこで今回は、中国よりも劣っている日本のサービス分野として、銀行、賃貸不動産、携帯電話業界を取り上げ、
日本国内にいると気づきにくい日中間のサービスの差を明らかにしてみたいと思います。
【銀行】土日も普通に営業、振込手数料は格安
日本と中国の銀行サービスの大きな違いを挙げるとしたら、間違いなく営業時間の差、特に土日営業の有無に尽きるでしょう。
日本の銀行窓口の営業時間は基本的に月曜から金曜の午前9時から午後3時までです。
手続きなどでどうしても本人が窓口に行かなければならない場合、単身者ともなると昼休み中に行くか、半休でも取らなければ足を運ぶことができません。
一方、中国の銀行は、各行によってやや差がありますが、営業時間は概ね午前9時から午後5時までです。
そして、なんといっても土日も普通に営業しています。
中国人の友人に日本の銀行の営業時間を話したら彼は驚き、「公益性的にも、土日こそ一番営業しなきゃいけない日じゃないの?」と至極真っ当な指摘をしていました。
略
【賃貸不動産】礼金がなく、家具・家電はエコに使い回し
次は賃貸不動産です。日本の賃貸不動産契約において、礼金の取り扱いはしばしば議論や裁判の的となります。
しかし、中国においてはそもそも礼金という概念がありません。
住宅などの賃貸契約の締結時に支払う初期費用は敷金と初月家賃、そして不動産仲介を通していたら家賃1カ月分の仲介手数料くらいです。
敷金も家賃1カ月分が相場です。日本のように「安全安心保障サービス」などといったよく分からないオプションがつけられ、サービス料金を不動産会社から請求されることもありません。
退去時も清掃費や解約手数料などが追加請求されることはなく、契約通りのきちんとした退去であれば敷金も満額返ってくるのが普通です。
このように“不合理”な請求がないことに加え、筆者が中国の賃貸不動産業界のサービス(商習慣)が日本より優れていると思う点は、家具・家電の取り扱いについてです。
基本的に中国では、賃貸住宅の家具・家電は大家が用意すべきものとされており、入居時の段階で椅子やテーブル、テレビや冷蔵庫などがあらかじめ備え付けられています。
こうした備え付けの家具・家電は、入居者の故意または不注意による破壊でなければ、故障時には大家が買い換えてくれます。
また古くなった家具・家電も、交渉して新品に買い替えてもらうことが一般的です。
また、入居者が入居後に購入した家具・家電は、退去時にそのまま部屋に置いて出ていくことが可能です。
使えそうな物であれば大家が持ち帰って自宅で使い、使えなくても知人や回収業者などに売却できることから、置いていくとかえって喜ぶ大家の方が多いようです。
見方にもよるでしょうが、退去時にいちいち処分、運搬しなければならない日本よりも、中国のこうしたやり方のほうが間違いなくエコだし、環境にもいいのではないかと思います。
引っ越しする側も運搬の手間が省けて、筆者のようにスーツケース1つで引っ越すような者には非常に助かる仕組みになっています。
【携帯電話】中国の契約はシンプル
日本の携帯電話の契約サービスのひどさに眉をひそめているのは筆者だけではないでしょう。
はっきり言って、その劣悪さは世界ワーストではないかと思えるほどです。
ショップで長時間待たされるのは当たり前、契約時には詳しい説明なしで必要性のないオプションをどんどん付けられ、解除しようとしたら「この店では対応できない」と言われ、
怒って解約しようとすると2年縛り契約に阻まれて解約手数料が発生するなど、劣悪なサービス、仕組みは数え上げればきりがありません。
それだけに日本のサービスと比べればどこの国でもマシだとは思いますが、それでもあえて中国と比較すると、中国の携帯電話契約は日本と違って非常にシンプルです。
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