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(朝鮮日報日本語版) 相手によってソファー取り換え、安倍首相の稚拙な外交
12/21(木) 9:20配信
安倍晋三首相が首相官邸を訪れた外賓に会う時、「いすの高さ」を巧妙に調節して相手国や
その外賓に対する態度を意図的に示す外交手法を使っているという見方が出ている。
特に韓国に対しては、現政権関係者を含め第1野党の代表に会う時も、ほぼ例外なく安倍首相の方が
やや高いいすに座り「見下ろす」の位置関係を取っていることが確認された。
こうした見方が取りざたされたきっかけは、14日に行われた保守系最大野党「自由韓国党」の
洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表との会談だ。東京都内の首相官邸で、2人が向かい合って座った時、
安倍首相が座った1人掛けソファーは花柄があり、肉眼で見ても洪準杓代表が座ったソファー
より少し高かった。このため、「屈辱外交」という声が上がった。
洪準杓代表はこの時、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の「屈辱訪中」に対抗して訪日し、
安全保障問題での協力を話し合った。日本の首相と韓国の野党代表という地位的な違いはあるものの、
わざわざ別のいすを用意したのは稚拙だという声が上がっている。
まさに同じ日の数時間後、同じ場所で行われた安倍首相とアントニオ・グテーレス国連事務総長との面談
ではいすが変わっていた。国連事務総長はどこへ言っても国家元首と同等の待遇を受けるのが慣例ではある。
米国への影響力が大きい国連の指導者であり、西欧出身(ポルトガル)のグテーレス事務総長のいすは
安倍首相と同じ「座面が高い花柄のソファー」に変わっていた。
2人は同日、北朝鮮に対する圧力の強化について話し合ったという。
その後、19日に訪日した韓国外交部(省に相当)の康京和(カン・ギョンファ)長官との会談時はいすが
再び洪準杓代表との会談時のものに戻った。文在寅政権の初代外交部長官である康京和長官は、
前政権で行われた韓日従軍慰安婦合意に問題があるとして改正論議を指揮している。
先日の文在寅大統領訪中にも同行し、「(中国主導の広域経済圏構想)『一帯一路』参加」などを実務調節した。
安倍首相が不満を抱く人物と言ってもいいだろう。