17/12/12 10:51:35.97 vrZGZ1e/0●.net BE:599951212-2BP(2000)
URLリンク(img.5ch.net)
イシグロ氏「故郷長崎で理解した」被爆した母の教え
ノーベル賞の授賞式が10日、スウェーデンの首都ストックホルムで行われ、長崎出身の
英国人作家カズオ・イシグロ氏(63)に文学賞が授与された。
スピーチでイシグロ氏は「ヘイワ(平和)」「ノーベルショウ(ノーベル賞)」「タタミ(畳)」など日
本語を交え、長崎にいた5歳のとき、母親シズコ(静子)さん(91)にノーベル賞が平和を促
すための賞であることを教わったというエピソードを明かした。シズコさんは原爆で被爆している。
妻ローナさん、長女ナオミさんら1500人が見守る中、カール16世グスタフ国王からメダルと賞状を
受け取ったイシグロ氏は、授賞式に続く記念晩さん会で、5歳のとき、初めて「ノーベルショウ」という
言葉を耳にしたと語った。「母の声に特別な感情が詰まっていた。母はノーベルショウはヘイワを
広めるためのものと言った。私たちの街、長崎が原爆により壊滅したわずか14年後」と明かした。
翌年、6歳のときに両親と渡英したイシグロ氏は日本語をほとんど話すことができない。10月5日、
ノーベル文学賞受賞が決まると、すぐにシズコさんに電話したことも明かし「ノーベルショウと呼んだ
その賞を受賞できるなんて幸せだ。私はそのおおよその意味をあの時、長崎で理解した。その物語
の一部に加わることが認められ、畏怖の念を抱いている」。長崎でシズコさんから教えられた大きな
意味を持つ賞を58年後に受賞する喜びにあふれた内容だった。
URLリンク(www.nikkansports.com)