17/11/21 13:37:28.23 CASm3b2+0●.net BE:533895477-2BP(2001)
安倍晋三首相、安全運転で答弁 無表情で淡々と
２０日の衆院代表質問での安倍晋三首相の答弁は、物足りなさが残った１７日の所信表明演説に続いて、あっさりとした内容だった。首相はほとんど無表情で淡々と質問に答え、特に踏み込んだ発言は見当たらなかった。
先の通常国会では、答弁が「感情的」だとか「居丈高」だと野党やメディアに批判されたため、安全運転に徹したとみられる。
「御（おん）党のご提案については、国会で議論してもらいたい」
安倍首相は、トップバッターである立憲民主党の枝野幸男代表の質問に、３回にわたりこう答弁した。枝野氏による選択的夫婦別姓（氏）制度の導入に関しては「慎重な対応が必要だと考えている」と否定的な見解を示したものの、その他は受け流した形だ。
そっけなかったのは、枝野氏の質問に対してだけではない。
「北朝鮮の方から、対話を求めてくる状況をつくっていくことが重要だ」
「（トランプ米大統領と拉致被害者家族らとの面会は）拉致問題の早期解決を世界に訴えるうえで、非常に大きな力となる」
北朝鮮危機や拉致問題に関しては、他の課題に比べると雄弁となったが、自民党の岸田文雄政調会長の質問にも、希望の党の玉木雄一郎代表の質問にも、こんな同じ言い回しを繰り返した。揚げ足取りを避けるためだとしても、やはり味気なさは否めない。
岸田氏が憲法改正に関する安倍首相の考えを問うたときも、国会論戦に期待を込めるだけのごく簡単な答弁にとどまった。
安倍首相は憲法改正論議について、自身が前面に出るとかえって野党やメディアの反発を招くと考えているフシがある。ただ、国民はもっと首相の口から、憲法に自衛隊を明記する意義を聞きたいのではないか。
ポスト安倍候補の一人である岸田氏が、自身になぞらえるように、池田勇人元首相が安倍首相の祖父である岸信介元首相から政権を引き継いだ際のエピソードを語っても、首相は何も言及せず肩すかしを引いた。（阿比留瑠比）
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