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庵野秀明監督 「シン・ゴジラ」製作中に現場をざわつかせた要望
5日放送の「関ジャム 完全燃SHOW」（テレビ朝日系）で、映画「シン・ゴジラ」の総監督である庵野秀明氏の要望に現場がざわついたことが明らかとなった。
番組では「ファンの反応する仕掛けを作る庵野監督マジック」と題して、昨年公開された「シン・ゴジラ」の音楽にまつわる演出を紹介した。
同作では、過去のゴジラ作品はもちろん、特撮映画「宇宙大戦争」や、TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」（以下、エヴァ）の音楽を流用している。
作曲家・菅野祐悟氏は「エヴァの劇中音楽を使ったことでエヴァファンを上手に取り込むことに成功している」と演出面から高評価した。
スタジオに出演していた音楽プロデューサー・北原京子氏が、同作に他作品の演出が採用された経緯を明かした。
北原氏は、庵野氏が未編集の「エヴァ」の音楽を持ってきた際、てっきり「こういうイメージだ」「こういうミッション性の高い音楽がほしいんだな」と考えたそう。
しかし、庵野氏は「（この音楽を）そのまま使いたい」と要望してきたというのだ。
北原氏は、そのときの現場の雰囲気について「それなりにざわざわしましたけれども」と告白した。
北原氏は「シャレで済まない大人の世界があるんです」と、当時の苦労を匂わせつつも「庵野さんの仕掛けたことがすべて成功につながっている」
「ものすごいセンスの方ですよ」と、結果的に実を結んだ庵野氏の演出力を称賛していた。
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