17/11/13 22:21:10.58 WtTGwQ+P0.net BE:157776492-2BP(4020)
名古屋企業が東京移転を検討もしない理由
異色の「社長対談」が実現した。ともに愛知県名古屋市に本社を置くプリンター大手のブラザー工業と、喫茶店舗数で国内3位のコメダ珈琲店(コメダ)だ。
事業内容も売り上げ規模もまったく違うが、名古屋企業らしい手堅い経営など、共通項もある。来年で創業110年のブラザーを率いる小池利和社長と、
同50年のコメダを率いる臼井興胤社長が、ビジネスから生き様まで語り合った―。(前編、全2回)
―事業の拡大とともに東京に本社を移す企業も多いですが、名古屋から東京に本社を移す予定はありますか。
【小池】まったく考えていません。もともと市内の熱田区に創業家があったから名古屋を本拠地にして、製造を担うブラザー工業の工場も、名古屋市や愛知県内に集まっています。
そうした経緯で従業員も中部地区の出身者が多く、地元の大学や高校とのパイプも太い。それらを断ち切って東京に移す必然性はありません。
【臼井】喫茶業のコメダにとって、喫茶王国と呼ばれる愛知県で毎日来るお客さんに鍛えられた強みもあります。国内各地に出店しても「名古屋発祥の喫茶店」というブランドイメージは高い。
わざわざ東京に移す理由はないし、この情報化社会で、名古屋という不利もありません。私は以前、スポーツ用品メーカーのナイキにもいましたが、ナイキの本社はポートランド近くのビバートンという町にある。
すごい田舎ですが、あの自然の中からスポーツを楽しむ企業文化が芽生えたと思います。特にBtoC(企業対消費者)企業にとって本拠地は大切でしょうね。
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