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フランス人記者が見た「解散」。安倍首相はコンビニの経営者みたい
9/26(火) 6:01配信
安倍首相は会見で、9月28日に召集される臨時国会の冒頭、衆議院の解散に踏み切ると正式に表明した。
北朝鮮情勢への対応や子育て世代への投資拡充に向けた消費税の使い道を見直すことについて国民の信を問いたいという。
しかし、安倍首相が「結果本位の仕事人内閣」と胸を張って行なった内閣改造からわずか1か月半。野党などからは「大義なき解散」との批判が出ている。
こうした日本の政治は外国人の目にはどのように映るのか?フランスAFP通信の記者で、日本人の夫を持つ西村 プペ カリン特派員に「個人的見解」として話を聞いた。
※中略
「自分利益解散」
―日本での解散劇をどのように見ていますか?
今回は特に象徴的だと思います。
安倍首相は何回も「解散総選挙を考えているんですか?」と、ジャーナリストに聞かれていたんです。
今月13日に日経新聞に出た独自インタビューで「まったく考えていない」と答えたんです。
その4日後、すべての新聞、テレビで「解散する」という情報が出ました。
「政治家はそこまでウソをついていいのか」と思って驚きました。
どの理由で解散するのか大義がないんです。いくら考えても国民のための理由がない。
自分のための理由はあるけど。なので、私は「自分利益解散」と名付けました。
「わがまま解散」とも考えられますけど。
フランスで同じことが起きたらみんな必ず文句を言います。新聞も一般人も、なんで今解散するのか、
どういう意味か、我々のお金を選挙で使ってしまうのは何の意味があるのですかと、反発があると思います。
日本では、新聞の社説を読んだら、あるいは野党のスピーチを聞いたら文句を言う人はいるんですが、
新聞の一面では全くニュートラルな立場で批判は出ていない。ウソを言われた日経新聞も批判していない。
もしフランスの新聞だったら解散の情報が出た段階で、「4日前、総理は我々を騙して『解散しない』と言ったけど、ウソでした」という見出しにすると思います。
※中略
安倍首相はコンビニの経営者みたい
―日本の政治が良くなるとしたら何がまず必要ですか?
安定した政権が必要です。安倍政権は安定していないと思います。総選挙を何回もやって、内閣も何回も改造して。
アベノミクスの中身も何度も変えていますよ。
「ウーマノミクス」とか言っていたけど、改善しないまま別のスローガンを出して、実現しないまま新しいのを出している。
いまは「教育無償化」とか言っているじゃないですか。あれはちょっとおかしい。
前のことはどこまで実現できたのか。それを追及しなければいけないです。
ただ、日本の文化では、「新発売」が大好きでしょ?新発売で、前に買って食べていたものをやめて、新発売のものを食べる。そして次の新発売を待つ。政治でもそれと同じです。
―思い当たるところがあります。
安倍首相はコンビニの経営者みたい。新しいショーウィンドウを毎週出さないと生き残れないという考え方。
コンビニは年間で7割の商品が更新されていますが、安倍首相も同じです。
※以下略
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)