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内閣府が八日発表した四~六月期の国内総生産(GDP、季節調整値)改定値は、
物価変動を除いた実質で前期比0・6%増、年率換算で2・5%増となった。
企業の設備投資の伸び悩みを反映し、速報値の年率4・0%増から下方修正された。
ただ、全体としては堅調な内需に支えられて六・四半期連続のプラス成長を維持し、
一~三月期の1・2%増から伸びが拡大した。
六・四半期連続のプラスは十一年ぶりの長さ。
内閣府は「内需主導の経済成長は変わらず、緩やかな回復基調が続いている」との見方を示した。
年率の下方修正幅は市場予想の平均をやや上回り、現在の調査方法を始めた二〇一〇年四~六月期以降で最大となった。
法人企業統計を踏まえ、企業の設備投資を速報値の前期比2・4%増から0・5%増に引き下げた影響が大きい。
個人消費も0・9%増から0・8%増へと小幅に下方修正された。公共投資は5・1%増から6・0%増に上方修正。
一六年度第二次補正予算の効果が表れた。
輸出は0・5%減、輸入は1・4%増で速報値と変わらなかった。GDP全体で前期比0・6%増となった内訳を見ると、
内需の寄与度が0・9%増、外需は0・3%減で、内需がけん引する構図となっている。
景気実感に近いとされる名目GDPは前期比0・7%増、年率3・0%増となり、
速報値の年率4・6%増から引き下げられた。
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