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加計幹部同席の不記載「通常の扱い」 WG座長が見解
2017年8月6日21時39分
政府の国家戦略特区ワーキンググループ(WG)の会合に学校法人・加計(かけ)学園の
幹部らが同席していたものの、公表された議事要旨に記載がない問題について、
WGの八田達夫座長は6日、見解を公表した。
同学園関係者の同席を認めた上で、提案者以外の参加・発言を記載しなかったのは
「通常の取り扱い」とした。
政府のホームページに掲載された見解によると、2015年6月、獣医学部の新設提案について
愛媛県と同県今治市からヒアリングした際、「今治市の独自の判断」で同学園関係者3人を
説明補助者として同席させた。
通常は、説明補助者名を記載したり、公式な発言を認めたりすることはないとしつつ、
同学園には、非公開の前提で非公式な補足発言を認めたという。
ほかの議事要旨では、提案者以外の出席者名や発言が載っているケースがある。
八田氏は「提案者から説明補助者の参加・発言について記載してほしいなどの
特段の要望があった場合は、記載している」とした。
ヒアリング内容については当初、愛媛県・今治市側が非公開を希望したとし、
提案の実現を受けて今年3月、「できる限りオープンに」との八田氏の判断で
議事要旨を公開したという。
その際、「公開する内容を調整した」としている。公表された議事要旨には、
愛媛県の局長が公開の扱いを了承したやりとりが記されている。
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