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<加計新学部>山本担当相、根拠のメモ説明二転三転 7/21
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略、山本幸三地方創生担当相の説明が二転三転している。
日本獣医師会の内部文書では、学部を新設する
事業者の決定前に山本氏が同学園を名指しして発言したとされるが、
山本氏は20日にこれを全面否定し、自身の秘書官のメモを根拠に挙げた。
しかし21日の記者会見ではメモは既に廃棄したと明言。
山本氏自身のメモの存在に言及したものの、こちらも保存されているかはあいまいな説明に終始した。
「獣医師会から渡された資料と(獣医師会側の発言が)一緒だったので、秘書官も『メモを取っても意味がない』と
途中でやめ、後で廃棄したと聞いている」。
山本氏は21日の会見で、同会の内部文書に記された昨年11月17日の面会の際、
秘書官が作成したとするメモについてこう語った。
面会の時期は、獣医学部新設の事業者に加計学園が決まる約2カ月前。
内部文書では、
”山本氏が”愛媛県、同県”今治市の費用負担に言及し、”
”「残りは加計学園の負担」と発言”したと記載されている。
”事実なら” 事業者選定は”「加計学園ありき」だったことになる。”
まず山本氏は20日午前、記者団に「加計学園と特定して言ったことはない」と否定。
逆に獣医師会側から「進めるなら今治市だけと明記してほしい」と発言があったとし、
「(面会の)後ろで聞いていた秘書官もメモ書きしたようなので、確かだ」と強気の姿勢を見せていた。
ところが同日午後になって記者団からメモ公表の意思を問われると、
一転して「メモ自体はもうない」と軌道修正。獣医師会の文書に対抗する山本氏の主張は「記憶」のみが根拠になった。
さらに21日の会見では、秘書官メモが廃棄されたと明言した後、
今度は「私のメモ」を根拠に挙げた。
しかしその存在も「どこにあるか確認してみたい」とあいまいなままだった。
24、25日に開かれる衆参両院の予算委員会では、獣医師会の文書の内容が事実かも焦点になる。
首相官邸幹部は「メモがあると言えば『出せ』と言われてしまう」と懸念する。野党は略追及する構えだ。