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安倍政権だけが対話路線へのカジ切りに戦々恐々だろう。
今月6日、ベルリンで北朝鮮に対話を呼びかけた韓国の文在寅大統領がいよいよ
具体化に向けて動きだした。
韓国国防部と大韓赤十字社は17日、南北軍事当局会談と赤十字会談をそれぞれ
21日と来月1日に板門店で開くことを北朝鮮に提案した。
軍事境界線付近での敵対行為の中止と南北離散家族の再会行事実現などが議題で、
中国、EUは早速、支持を表明した。
米ホワイトハウスのスパイサー報道官は会見で、韓国の提案に否定的な見解を示したが、
ウラでは米国も事前に容認していた可能性が高い。
実際、韓国統一部も「韓米間で十分な理解があった」として、発表前の米国への説明を
明らかにした。
韓国で取材を続けるジャーナリストの太刀川正樹氏が言う。
「韓国が米国に背いて動くことは考えにくい。
文大統領のベルリン演説前の米韓首脳会談で、トランプ大統領は人道問題など特定の
課題での南北対話は支持すると表明しています。
日本政府は“寝耳に水”だったかもしれませんが、米国の了解の下、会談を提案したはず。
トランプ大統領は対話で緊張緩和され、米国の負担が減るならそれで結構というスタンスです。
韓国の世論も圧倒的に平和的解決を支持している。圧力に固執しているのは日本政府だけです」
文大統領の対北の提案について、岸田外相は
「日米韓の首脳会談においても、今は圧力をかける時であるという点については、3国の首脳間
で確認をした」
とか言っていたが、米韓の“脱圧力”に焦っているのはアリアリだ。
「内閣支持率の低迷に頭を抱える安倍政権にとって、唯一のよりどころは北朝鮮です。
ミサイル発射など北朝鮮の暴走は、国民の視線を外に向けられる。
安倍政権はこれまで、米国をバックに“圧力”を強調してきたため、今後、文大統領主導の対話
外交が進んでも、今さら外交交渉で貢献はできません。
安倍政権は完全にカヤの外に置かれ、ぶざまな姿に支持率はますます落ちるでしょう」(太刀川正樹氏)
北朝鮮は提案を受けるかどうか慎重に検討しているという。
文大統領は今回の対話を突破口にして、年内にも金正恩委員長と南北首脳会談を実現させたい意向。
就任わずか2カ月での文大統領の行動力は、安倍首相にとっては北以上に脅威かも知れない。
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