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トップ不在でも攻め続けるSamsung、ただし綻びの兆しも
東芝のある知人は、NANDフラッシュメモリーのビジネスのことを、お菓子の「かっぱえびせん」と呼んでいる。一度食べたら、「やめられない、止まらない」からだ。
しかし、「かっぱえびせん」よりも「マグロ」の方が、品が良いと思う。「メモリービジネスがマグロ」であるとする根拠は次の通りである。
マグロは、生まれた瞬間から泳ぎ続けなければならない魚である。泳ぐことによって、口から入ってくる海水から酸素を取り入れ、呼吸が可能になるからだ。
したがって、泳ぐことをやめた時点で死んでしまう。メモリーも同じである。メモリービジネスでは、開発や投資を続けなければならない。一瞬でも投資を止めたら、死が待っている。
だから、投資を止める可能性があるところが東芝メモリを買収するのは、東芝メモリに「死ね」というに等しい。その最たるものが、2017年6月21日に東芝の取締役会が東芝メモリ買収について優先交渉すると決めた「日米韓（グチャグチャ）連合」である。
このような陣営が東芝メモリを買ったら、取締役会は何も決められない烏合の衆となり、東芝メモリには死が待っているだろう、ということを前記番組で言いたかったのだ。
しかし、2人の国会議員も半導体に疎い科学ジャーナリストも、「メモリとはマグロ」と書いた筆者の提言の意味をまるで理解できていない様子だった。
以下ソース
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