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◆加計学園救済のための獣医学部認可 | 兵頭に訊こう 2017年7月13日
加計孝太郎が経済的に窮迫していたとしたら、安倍晋三がなぜ加計の獣医学部新設を急ぎ、加計学園救済のために京産大を排除したかも、整合性をもってくる。
加計の獣医学部は、これから巨大な税の金食い虫に化けていく可能性が出てきた。
◆逃げ隠れする「加計孝太郎」の疑惑のスイカ[週刊新潮 2017年7月20日号]
つまり、開校時期の条件も、加計学園のためだけに設定されたという。とすれば、なぜ、加計理事長は「来年4月」にこだわったのか。
『今治加計獣医学部問題を考える会』の武田宙大共同代表が指摘する。
「加計学園グループは20以上の学校を有していますが、採算が取れているのは岡山理科大くらいしかありません。
他の千葉科学大や倉敷芸術科学大は定員割れが続き、赤字が慢性化している。その結果、岡山理科大の黒字で補填せざるを得ない有様です」
少子高齢化の波には逆らえず、経営に翳りも見え始めた。そのうえ、多額の借金も抱えているという。
「15年の3月から、岡山理科大と倉敷芸術科学大のキャンパスを担保にして、日本私立学校振興・共済事業団から50億円を超える借入をしています。
『実は、この利息の返済を、来年の3月から始めなければならない』。
もし、来年の4月に獣医学部を新設できず、『補助金はもとより』学生から入学金や授業料が入らなければ首がまわらない事態に陥ってしまうかもしれないのです」(同)
教育者というよりも、政治権力者と結託して一儲けを企む、まさに「政商」。