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旧統一教会幹部ご一行を“歓迎”した菅官房長官、高村副総裁らの思惑
更新 2017/7/13 07:00 週刊朝日
旧統一教会(世界平和統一家庭連合)が全世界に配信したネット番組の内容が波紋を呼んでいる。
同会の幹部が菅義偉官房長官から首相官邸に招待されたり、自民党本部で高村正彦副総裁ら幹部と面会したりと大歓迎を受けたと発言したのだ。
これらの発言は同会所有の放送局「PeaceTV」が5月19日、韓国で放送した「天地人真の父母様主管 韓・日・米 希望前進大会 勝利特別報告会」という番組内で飛び出した。
番組は同会の金起勲(キムギフン)北米大陸会長らが信者に向け、活動報告をしている様子を韓国から生中継したもので、以下の発言があった。
「私どもは5月7~12日に日本を訪問した」
「訪日初日に自民党本部に行き、高村正彦副総裁、田中和徳同党国際局長が歓迎してくれた」
「京王プラザホテルで開催した(同会関係者との)シンポジウムに国会議員6人が参加した」
「日米安保の権威、安倍首相に毎日、報告する政府要職者とも会った」
「最終日には菅義偉官房長官が首相官邸に私どもを招待してくれた」
同会の宗教行事「国際合同祝福結婚式」は、歌手の桜田淳子らが1992年に参加して、日本で物議をかもしたこともある。事実なのだろうか?
同ネット中継では、金会長一行と会談する高村副総裁と田中議員らの画像も流されていた。
金会長一行が初日(5月7日)、自民党本部で会ったという高村副総裁は弁護士出身で、過去に同会の訴訟を担当したと報じられたことがある。
同席した田中議員も昨年10月、川崎駅構内で同会と関係が深い日刊紙「世界日報」を名刺とともに配布したと報じられ、関係が取り沙汰されたことがあった。
高村副総裁を取材すると、「党本部の要請でお会いした。米国の議員団と聞いていたが、どういう団体なのか、よくわからなかった。
国会議員になる前、旧統一教会の弁護をしたことは事実だが、いまは関係ない」と答えた。
田中議員は「党からの要請で国際局長としてお会いした。(昨年、世界日報を配ったのは)他の郵便物と誤って配っただけ」と回答した。
※以下略
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