17/09/21 12:02:18.96 .net
>「生写朝顔話」長文の劇評を準備中なので二つだけ。「浜松小屋」の呂勢大夫はいつも通り近代的理知的な語りで酔えず。異なる場所から聞こえてくる語りを頼りに、人ならぬ人形に感情移入するという力技を成立させるには太夫の声に狂気が必要だが呂勢にはない。
だから清治も簑助も和生も呂勢を頼らない。皆バラバラに三味線を弾き人形を操る。住大夫の声にやどる狂気が太夫や人形遣いに感染し、憑かれたように一方向へと進む、そういうドライブ感は呂勢にはない。
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>「生写朝顔話」長文の劇評を準備中なので二つだけ。「浜松小屋」の呂勢大夫はいつも通り近代的理知的な語りで酔えず。異なる場所から聞こえてくる語りを頼りに、人ならぬ人形に感情移入するという力技を成立させるには太夫の声に狂気が必要だが呂勢にはない。
だから清治も簑助も和生も呂勢を頼らない。皆バラバラに三味線を弾き人形を操る。住大夫の声にやどる狂気が太夫や人形遣いに感染し、憑かれたように一方向へと進む、そういうドライブ感は呂勢にはない。