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2024年9月27日、自民党総裁選が投開票され、石破茂元幹事長(67)が決選投票の結果、新総裁に選出された。石破氏は10月1日召集の臨時国会で第102代首相に指名される。
今回の総裁選では1回目の投票で高市早苗経済安全保障担当相(63)がトップに立ったが、過半数に届かず、石破氏との決選投票の結果、石破氏は215票を獲得し、194票の高市氏と逆転した。
総裁選で石破氏は、5回目となった出馬を「最後の挑戦」と位置付けた。自民党派閥の裏金事件による深刻な政治不信の中、関係議員の選挙での非公認に言及。アジア版の北大西洋条約機構(NATO)や防災省の創設を訴えた。
石破氏「公平公正かつ謙虚な自民党に」
石破氏は決選投票後の演説で、2012年に自民党が政権に復帰した際の状況に言及し、「自由闊達な議論ができ公平公正かつ謙虚な自民党として皆が心を一にして政権を奪還した。もう一度そのときに戻りたい」と強調した。
岸田文雄首相は新総裁選出後にあいさつし、「国民に自民党が変わろうとする覚悟を示す総裁選だった。これからはノーサイド。一致結束して課せられた責任を果たさなければならない」と団結を訴えた。
石破氏は1回目の投票後、決選投票に先立ち演説に臨み、「共に助け合い、悲しい思い、苦しい思いでいる人、そういう人たちを助け合う日本にしていきたい」と強調。「ルールを守る自民党でなければならない。国民を信じて逃げることなく正面から語る自民党をつくっていく」と呼びかけた。
高市氏は女性候補が決選投票に進んだことに触れ、「たくさんのことを学ばせてもらった。素晴らしい選挙を戦ったことを誇りに思う」と述べた。
高市氏は「首相になっても靖国神社参拝をする」と公言するなど保守的な傾向が強く、中国や韓国など東アジア諸国との軋轢が懸念されていた。これに対し石破氏は歴史問題や近隣外交問題には穏健な考え方を保持しており、この点も評価された格好だ。
石破氏は30日にも党の新執行部を決め、国会初日の10月1日の首相指名選挙を経て、新内閣を発足させる見通し。(八牧浩行)
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