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[ソウル 23日 ロイター] - 韓国の電池メーカー「アリセル」のリチウム電池工場で6月に発生し23人が死亡した火災で、警察当局は23日、同社が危険な品質不良の兆候に対処することなく、納期に間に合わせるために生産を急いだことが原因だったと発表した。
警察によると、同社は4月、韓国軍に供給する予定だったバッテリーの品質検査で不合格となり、その後に受注残をこなすために生産を強化。臨時の未熟練労働者を雇ったために過熱を含む製品の欠陥率が上昇したが、安全上のリスクを抑える措置を講じていなかったという。
死者のうち17人は中国籍で、1人はラオス国籍だった。
警察の発表についてアリセルからはコメントを得られていない。
同社は2020年設立。正社員48人を抱え、センサーや無線通信機器向けリチウム一次電池を製造している。
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