23/12/07 08:35:04.78 H8PqVw0U.net
(略)
さて、今年の紅白では6組の韓国発グループが参加することになった。デモが発生した2011年の2倍で、当然あの時の彼らはデモを仕掛けるのではないか……と思うのだが、デモというものは空気感が盛り上がっている時にこそ効果を発揮するし、NHKに対する抗議電話も誘発することができる。そして、事実、2012年末の紅白ではこのデモの効果もあったのだろう。韓国のグループ・歌手は一組も出場しなかった。
日本を完全に敵扱い
だが、今現在の日本は「反韓」を熱心にやるような空気感になっていない。まずはガソリンや食料品をはじめとした物価高はあるし、未だに感染症を恐れる人もおり、集合を恐れる人も一定数は存在する。さらには増税や社会保険料の増加もあり、とてもじゃないが2011年のように反韓活動、そして大晦日のデモにうつつを抜かしている場合ではない。
この状況は、2020年からの新型コロナで「それどころではない」状態がもたらされたほか、2022年5月の尹錫悦大統領の就任も影響しているだろう。同氏は日本に歩み寄る姿勢を見せ、従軍慰安婦問題、徴用工問題でも日本側の主張に理解を示す。さらには中国が「核汚染水」と言い張る福島第一原発の処理水問題についても、文在寅政権とは異なり、日本の安全基準に同意する考えを示している。
これまで反日大統領が連続し、国内事情が悪くなったら切り札となる「反日カード」を切り、政権への不満をそらす作戦を繰り返した韓国。廬武鉉、李明博、朴槿恵、文在寅と続いたが、その間に「反日世論を扇動する廬武鉉ポピュリズム」「李明博が竹島電撃訪問」「朴槿恵『加害者と被害者の立場は千年経っても変わらない』発言・『告げ口外交』」「文在寅、『日本は謙虚に』『強制動員の苦痛は続いている』発言」などが取り沙汰された。特に文氏の場合は、北朝鮮との南北統一が目標だっただけに、日本を完全に敵扱い。安倍晋三元首相とは目も合わさない場面もあった。
日韓の野球でも……
これら指導者の方針に従い、韓国の裁判所を含めた役所、大使館前の従軍慰安婦抗議デモ、日本製品不買運動も連動して「反日」が活性化。そのため、ネトウヨには韓国に対して怒りを常に駆り立てる「養分」があった。しかし、2019年、日韓関係が戦後最悪とも言われる状況になった中、経産省は半導体製造に必要なフッ化水素等の輸出において韓国を「ホワイト国」から除外することを決定。
韓国が兵器製造に転用する第三国に横流ししているとの疑惑からの措置だったが、韓国の役人が経産省の倉庫のような殺風景な部屋に通され、経産官僚二人と対峙する姿は韓国嫌いな人々の溜飲を下げた。経産省は通達を取り下げず、韓国は自前で高純度のフッ化水素を作ろうとするもなかなか完成はせず、この時、日本は明らかに外交戦で勝利した。韓国には焦りが見られた。
となると、韓国嫌いな人々も怒りは減っていき、韓国がホワイト国に戻すよう懇願する(ように見える)様を見て面白がるしかなくなったのだ。かくして2019年秋以降、苛烈な韓国叩きというものはネットではあまり見られなくなったが、いつしか新型コロナ騒動が始まり韓国どころではなくなり、尹大統領の誕生に至る。さらにはその間、レベルの差が広がった日韓の野球でも愛国者達は溜飲が下がる結果となる。日本は2023年のWBCで優勝するが、韓国はまったく日本に歯が立たなかった。2009年にあそこまで強かった韓国の姿は見る影もなかった。
時に暴走する気持ち
だから今は「嫌韓」的空気感にはない。一時期次々と出版されたそれらの書籍も発刊点数も激減したし、そもそも売れないのだろう。尹大統領の外交姿勢は大いに影響を与えたと思うが、文在寅氏があまりにも反日過ぎたからその落差もあるはずだ。嫌韓感情が高まっている時は、韓国大統領に揶揄の意味を込めたあだ名をつけるのが定番だった。廬武鉉氏は「ノムタン」、李明博氏は「あきひろ」、朴槿恵氏は「クネクネ」、文在寅氏は「ムンムン」。だが、尹氏には「ユンユン」や「ソンソン」「ニュルニュル」といったあだ名はついていない。
こうしたことからもう、「怒り」「嫌悪」の状況ではない空気感の中、紅白歌合戦に対する反対デモは発生しないのではないか。発生したとしても、2011年よりはかなり小規模なものになるだろう。せっかく日本と仲良くしようとする大統領が就任したのだ。一般市民が反韓感情を爆発させるのは得策ではない。
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