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【ワシントン=田島大志】米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は13日の記者会見で、4日にサウスカロライナ州沖で撃墜した中国の偵察用気球に搭載された電子機器を、残骸から回収したことを明らかにした。
ロイター通信によると、重要な全センサーなど気球の搭載物の大半の回収に成功した。飛行の目的を明らかにするため、搭載物の機能解析を進めている。
米バージニア州で、回収した気球の残骸を輸送する米兵。米海軍が13日公開した=ロイター
一方、カービー氏は10日以降に米軍が北米で撃墜した三つの飛行物体について、独自の推進力を持たず、通信信号も発信していなかったと明らかにした。オースティン国防長官も13日、記者団に対し、三つの物体が「(4日に撃墜したものと)大きく異なっている」と強調した。
米国家安全保障会議のジョン・カービー戦略広報調整官=ロイター
バイデン大統領は、ブリンケン国務長官やオースティン氏らに対し、同盟国などに情報を積極的に提供するよう指示した。各国の情報を合わせることで、実態解明が進むとみている。
一方、米国の気球が10回余り中国領空を違法に飛行したとする中国の主張に対し、カービー氏は「中国領空を飛行している米国の飛行物体はない」と全面的に否定した。中国外務省の 汪文斌ワンウェンビン 副報道局長は14日の記者会見で「米側は徹底的な調査を行い、中国側に説明すべきだ」と反発した。
読売新聞 2023/02/14 20:31
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