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関東など各地で相次いでいる強盗事件で、「闇バイト」で募集した実行役にSNSで指示を出している「ルフィ」と名乗る人物が、フィリピンにいるとみられることが捜査関係者への取材でわかった。実行役の容疑者のスマートフォンを解析し、判明したという。警察当局は強盗グループが摘発を逃れるため海外に拠点を置いている可能性があるとみている。
捜査関係者によると、同一グループの関与が疑われる強盗事件は昨年以降、関東や西日本で十数件確認されている。このうち昨年5月に京都市で起きた強盗や、同10月に東京都稲城市で起きた強盗致傷など複数の事件で「ルフィ」と名乗る人物が指示役として浮上。さらに、逮捕した実行役のスマホを解析したところ、ルフィからとみられる電話が確認され、発信元の国番号がフィリピンであることが判明した。
強盗殺人事件が起きた現場の住宅。この日も多数の捜査員が出入りしていた(22日、東京都狛江市で)=塚本康平撮影
ルフィは人気漫画の主人公の名前をまねている可能性がある。SNSの「闇バイト」で募った実行役のメンバーに対し、メッセージを自動的に消去できる通信アプリ「テレグラム」を通じ、犯行の日時や場所、手口などを具体的に指示していたという。
警察当局は、ルフィが日本国内にいる仲間と連携しながら、強盗に入る住宅を選定したり、強奪した金品を回収したりしているとみている。今後、フィリピン当局との連携も視野に捜査を進める。
犯罪グループが海外を拠点とするケースは近年、特に特殊詐欺事件で目立つ。2019年3月にはタイから日本に詐欺電話をかけていた日本人15人を現地当局が逮捕。同11月にはフィリピンで日本人36人の特殊詐欺グループが摘発された。いずれも警察の摘発を逃れるのが目的だった。
読売新聞 2023/01/26 06:55
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