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Northeastern Asian and Jomon-related genetic structure in the Three Kingdoms period of Gimhae, Korea
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2022.06.22 00:00
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1700年前の三国時代に暮らしていた伽耶人たちの遺伝情報が現代韓国人と特に違いが無かったという研究が公開された。誘電体(※ゲノム)情報を活用して作られたモンタージュも現代韓国人と相当に似ていたものと予測された。
21日UNISTゲノムセンター、国立中央博物館、国立金海博物館、ソウル大学、ゲノム研究財団、オーストリア・ウィーン大学、(株)クリノミックスなどが参加した国際共同研究陣は三国時代の韓半島人のゲノムを初めて分析して、国際学術誌であるカレントバイオロジーに発表した。(論文名：Northern Asian and Jomon-related genetic structure in Three Kingdoms period Gimhae、Korea)
先史時代の韓半島人たちのゲノムが分析されたことはあるが、三国時代の韓半島人の遺伝情報を分析したのは初めてだ。
研究陣は「韓国人の遺伝的な根が三国時代に確立された可能性が大きいため、今回の研究は三国時代の伽耶人が暮らしていた時代以前とそれ以後の韓国人の遺伝的な多様性と変化の過程をさらに精密に見ることを可能にするビッグデータが用意されたもので大きな意味がある」と明らかにした。
分析によれば、古代韓国人は現在より遺伝的に更に多様で、大きな枠組みで最小2個の遺伝子情報提供グループがあったが、三国時代からこれまで遺伝的に大きな変化無しに高い連続性を続けてきたことが明らかになった。特にゲノム情報を活用したモンタージュ予測の結果、三国時代の韓半島人は外見上、現代韓国人と相当に似ていたものと推定された。
今回の分析に使用された遺骨は西暦300～500年の伽耶地域の墓の主人と殉葬者たちのもので、金海大成洞古墳群と柳下貝塚の2ヶ所で出土して国立博物館に保管されていたものだ。
研究陣は計22人の古代人から取り出した27個の骨と歯のサンプルからDNAを抽出した後に塩基配列情報を解読して、この中8人の高品質ゲノムデータを様々な生情報学(bioinformatics)プログラムと分析した。
また、これら伽耶人のゲノムを他の論文で発表された紀元前8000年前から3000年前までの沿海州、遼西、遼東、韓半島、日本で出土した初期新石器時代～三国時代の古代人たちとも比較した。韓半島で発見された三国時代以前の古代ゲノムは欲知島、安島、烟台島、加徳島や西海岸の青銅器時代の古代人たちを含む。
分析の結果、8人中6人は現代韓国人、(伽耶と同時代の)古墳時代の日本人、新石器時代の韓国人と遺伝的に近かったが、残り2人のゲノムは大きな枠組みでは韓国系だが、残り6人に比べて現代日本人と縄文系先史時代の日本人と相対的により近いことが明らかになった。
研究陣はまた外形と関連する160個の遺伝子マーカーを活用してモンタージュを予測した結果、三国時代の伽耶人が現代韓国人と外見が似ており、韓半島で数千年間形質的に大きな変化が無かったことを確認した。例えば、東アジア人の特徴である乾燥した耳垢と身体の臭いが少ない遺伝子を三国時代人たちも持っており、大部分で太い直毛と茶色の目、黒い髪の毛を持っていたものと予測された。研究陣は「これは韓半島で数千年間形質的にも大きな変化が無かったことを意味する」と説明した。
研究陣は「現代韓国人のアイデンティティが確立されたものと推定される三国時代の古代人のゲノムを初めて分析した」と研究の意義を伝えて「現在まで取り出された韓国人の古代ゲノムは主に南東地域に分布しているという限界があり、現代と古代韓国人の移動と混合に対する全般的な絵図を表現しようとするなら、韓半島内陸の様々な時期の古代ゲノムを追加で分析する必要がある」と説明した。