【ロイター/コラム】中国で広がる失業危機、建国以来最悪の恐れ [6/22] [昆虫図鑑★]at NEWS4PLUS
【ロイター/コラム】中国で広がる失業危機、建国以来最悪の恐れ [6/22] [昆虫図鑑★] - 暇つぶし2ch1:昆虫図鑑 ★
22/06/22 08:25:09.39 CAP_USER.net
[香港 20日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 中国で今年起きた失業危機は、1949年の建国以来最悪になる恐れが出てきた。16歳から24歳の年齢層の失業率は20%近くと過去最高を更新し、中国全土の失業者数が2008年以来の水準に迫っている様子がうかがえる。
かつての登録ベース方式に比べれば信頼性が高まったとみられる訪問調査方式の失業率は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期間を通じて6%を下回り続けた。しかし、さらに実態を反映しているとされる民間の指標からはもっと深刻な構図が浮かび上がる。中泰証券のエコノミストチームは2020年初め、7000万人超の雇用が消えたとのリポートを公表した。同チームのトップはリポートを取り消した上、その地位を追われてしまった。
それ以来、失業者数の最新の推計を発表しようとする猛者はほとんど見当たらない。ただ大手求人サイト、智辯招聘によると、今月大学を卒業する1100万人のうち、4月半ばまでに就職先が決まったのはわずか15%にとどまった。
問題は、労働力人口のほぼ半分を受け入れているサービス業に集中している。その多くは飲食店や映画館、ショッピングモールなどでの低賃金の仕事だ。3月に中小企業16万5000社を対象に行った聞き取り調査では、手元資金で事業を続けられるのはたった2.4カ月と過去最短の期間になったことが分かった。間の悪いことに、当局がハイテクや教育、不動産といった大口雇用を抱えるセクターへの規制強化に乗り出し、事態悪化に拍車をかけた。
4月時点で国内総生産(GDP)のほぼ半分を占めていた諸都市で厳しいコロナ規制が導入されると、一部エコノミストは中国の年間成長率予想を政府目標の5.5%よりずっと低い3%まで引き下げた。中信建投証券のアナリストの分析に基づくと、これは新規雇用が500万人下振れし、失業率が1ポイント近く上昇することを意味する。
<政策面で打つ手なし>
1970年代半ばまでの毛沢東統治下の中国では、統制経済が実行されて、働ける人ほぼ全てが仕事に就くことができた。その1つの理由は、失業者への公的な支援制度が未発達なことだった。その後に行われた市場改革では、政府は高成長を実現することで一時的な失業者の急増も許容できた。
例えば1990年代終盤、当時の朱鎔基首相の下で世界貿易機関(WTO)加盟に向けた取り組みの一環として国有企業の人員は30%削減され、3400万人もの従業員が解雇された。しかし民間セクターの自由化が、輸出主導型の2桁成長をもたらして、余剰労働力はすぐさま吸収されてしまった。
ところが世界金融危機が起きた2008年までに、世界との貿易拡大路線に伴う生産性上昇は鈍化が始まり、そこに海外需要の消滅が製造業セクターに手痛い打撃を与えたため、中国社会科学院によると失業率が9.4%に跳ね上がった。もっとも、中国政府はこの問題も金融財政政策の積極的な活用、つまり金利引き下げとインフラ計画への投資で解決した。
こうした過去に講じた対応策も、今回は有効に機能しない。WTOに入りなおすのは不可能だし、若くて安い労働力という人口動態面での武器も失いつつある。政府が今心配しなければならないのは高齢化の進行に比べて不十分な年金の積み立てだ。
これまでに膨大なインフラを建設したことを考えれば、追加的なインフラ投資のリターンも当然低下する。08年の経済対策で生まれた不良債権はまだ完全に処理されておらず、金融緩和効果を減殺している。財政も支出の財源が枯渇しているように見える。ノムラのアナリストチームは、政府が今年の予算で歳入をかなり過大視し、赤字額が6兆元(8970億ドル)になろうとしていると指摘した。
パンデミック中に経済を支えてきた輸出セクターも、貿易相手が景気後退(リセッション)に突入してしまえば、持ちこたえられないだろう。また教育産業やハイテク産業で解雇された英語教師やアプリ開発者に対する新たな求人は乏しい。ここで職業訓練制度があれば大いに役立つが、実際は制度の体をなしていない。
結局、中央政府が支援の手を差し伸べるのは間違いないとはいえ、全員を雇えるわけではない。
続きはソースで
URLリンク(jp.reuters.com)


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