22/02/05 19:50:52.70 CAP_USER.net
東京新聞の望月衣塑子記者をモデルにした映画を動画配信サービスNetflixがリメイクした連続ドラマ、『新聞記者』
私も公開初日に全部見たのですが、その感想はというと、
これじゃ「左翼さんの内輪ウケ」映画にしかなってないんだよな…という残念な思いでした。
略
全体として「モリカケ問題」を扱う上でのある非常に不誠実な姿勢がそのままに話全体を組み上げているので、
結局「内輪ウケ」映画にしかなっていない。
■映画版
「安倍政権を批判する」タイプの人の間では「よくぞこんな映画を作ってくれた!邦画は死んでなかった!」と大変好評で、
一方で、安倍政権に批判的だった「左」の人であっても、
「こんなムチャクチャな陰謀論映画を内輪で盛り上がっているから日本で左翼はバカにされるんじゃないかと思って
席を立って帰ろうかと思いました」みたいなことを言っている人も実は結構います。
勿論、安倍政権を支持していた保守派の中では、徹底的にこき下ろされていた(あるいは全然興味を持たれていなかった)ことは言うまでもありません。
映画版が批判されている理由は、「陰謀論的展開にリアリティがない」という点が最大のものだと思います。
・内閣官房の「内閣情報調査室(内調)」と呼ばれる機関では日夜エリート官僚が薄暗い部屋にこもってツイッターで左翼を攻撃する書き込みを続けているのだ
・「新しい獣医学部設立」の目的は実は生物兵器研究なんだけど、それを政権は隠蔽しようとした結果、硬骨漢の官僚が巻き込まれて自殺することになったのだ
…みたいな話は、実際の状況をある程度知っている人から見ると「ひょっとしてギャグで言っているのか?」という設定であって、
これをなまじ実力派の俳優と映画監督が上質の映像に仕上げてしまっているがゆえに、
このストーリー自体の「ギャグなのか?」感が余計にチグハグな滑稽さを醸し出してしまっている。
「この映画を批判するヤツは全員安倍の犬。マトモな政府批判がなくなってしまったこの国に最後に残された光こそがこの映画なのだ!」
…という感じで盛り上がられると、「理性的な左派」の一部にも「ちょっと待ってくれよ」という気持ちになる人が出てくるのもわかるはず。
■ドラマ版
さて、ではリメイクされた「Netflixドラマ版」はどう変わったのでしょうか。
まず、「映画版」への批判が意識されたのか、「生物兵器陰謀論」はなくなりました。
そして、内調エリート官僚が暗闇の部屋で暗躍している描写は残っているものの、そこでやっているのは
「ツイッターに書き込みをして左派を攻撃している」よりはリアリティがあるかもしれない?
「興信所なども利用して左派論敵やマスコミ幹部のプライベートの弱みを握ってファイル化し、いざという時にリークするという話」になっている
(その方がリアリティがあるとか言われると実際の中央官僚の人は怒るかもしれませんが、まあフィクションなので、映画版よりはいくぶんマシかとは思います)。
そしてストーリー全体が、「モリカケ」の「モリ」=森友学園問題をメインにしたストーリーになっている
(正確に言うと細かいエピソードを“合体”させて一つの話になっている)
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一部抜粋
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
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■映画『新聞記者』
監督:藤井道人
脚本:詩森ろば
製作:高石明彦
製作総指揮:河村光庸、岡本東郎
制作会社:The icon、スターサンズ
配給:スターサンズ
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