21/12/20 16:41:26.36 CAP_USER.net
先月30日に新型コロナウイルス感染症と診断され、ソウル東大門区(トンデムング)で在宅治療を受けていたAさん(67)は、5日夜遅く呼吸に困難を感じた。Aさんの家族は在宅治療担当の医療スタッフに直ちに連絡した。午前0時ごろだった。Kさんには糖尿、高血圧などの基礎疾患があった。在宅治療担当の医療スタッフはAさんへの病床割り当てを試みたが、割り当ては遅かった。結局、Aさんの家族は25分後に119番に通報し、救急隊が出動した。午前1時ごろに病院に到着したが、Aさんは心停止状態だった。Aさんは6日午前に亡くなった。
コロナ感染が確認され、京畿道坡州市(パジュシ)の自宅で病床の空きを待っていた80代の女性も、7日に死亡した。患者の病状が悪化したという通報を受けて救急隊が出動したものの、救急隊員が女性の自宅に到着した時には、すでに死亡していた。
コロナと診断される患者が連日5000人を超え、8日には7000人台に達したことで、病床待機者も増えている。高齢で基礎疾患があっても病床の割り当てが受けられず、病院の外で急激に状態が悪化して死亡するケースが相次いでいる。8日の中央防疫対策本部の資料によると、最近5週間(10月31日~12月4日)で病床の空き待ち中に死亡したコロナ患者は29人にのぼる。このうち、コロナと診断されてから24時間以上病床の割り当てが受けられずに死亡した人は19人。また29人の死者のうち60代以上は28人で、基礎疾患があることが確認された人も26人だった。病床待機中の死者は、10月末から先月中旬までは週に1~3人だったが、11月21~27日は10人、11月28日~12月4日は13人と急激に増えている。
政府は在宅治療を基本とする政策を実施中だが、防疫当局は在宅治療中の死者の統計を取っていない。しかし、すでに10月には在宅治療中に1人が死亡しており、Aさんも在宅治療中に搬送され、まもなく死亡している。医療現場からも、在宅治療中の患者が重症となるケースがあるとの声があがっている。ある首都圏の公共病院の看護師はこの日、本紙に対し、「在宅治療の対象者には高齢者が多いが、最近は酸素飽和度が90%以下に低下した(緊急の)ケースでも、すぐに移送できずに自宅に留まることがある」と語った。
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