21/11/29 07:50:35.73 CAP_USER.net
果たしてこのような人物が一国を担う大統領の候補に平然と名乗りを上げていることに国民は何の疑問も持たないのだろうか?
韓国の大統領選挙の候補者選定が与野党で大詰めを迎えている中、与党「共に民主党」の候補者となった京畿道知事の李在明(イ・ジェミョン)氏。
日本や米国に対しても強気の発言を繰り返し「韓国のトランプ」とも呼ばれる李氏であるが、威勢の良さとは裏腹に常に彼の周囲には黒い噂がつきまとっている。
暴言、不倫、飲酒運転による検挙、自身の罪ではないとはいえ甥が殺人罪で服役中という事実は知られているところであるが、さらに今度は反社会勢力とのつながりが表面化している。
最近、与党側のスキャンダルとして「大庄洞(テジャンドン)疑惑」が騒がれている。
李氏が現在、知事を務めている京畿道城南(ソンナム)市の大庄洞の開発事業をめぐり、李氏が不正な土地売買に関わっていたとされるもので、現在、野党の追求と共にソウル中央地検による捜査が始まっている。
渦中にある李氏であるが、さらに先日、「李氏との癒着関係が以前よりあった」とする暴力団関係者が自ら名乗り出て、顔や氏名を公開して波紋が広がっている。
韓国「世論調査」のマジック
「国際マフィア派」という組織に属するパク・チョルミン氏というメンバーが自身の顔を公開の上、李氏が政治家に転身する前の2007年以前より弁護士時代よりつながりができていたことや、組織から李氏への金銭の提供や、パク氏自身が李氏に直接現金を渡したこと、さらに李氏やパク氏、他のメンバーがおさまっている当時の写真なども併せて公開された。
そうした写真をめぐってはさっそく“偽造疑惑”なども指摘されているが、暴力団関係者が自ら名乗りを挙げて、政治家であり、しかも大統領候補者との関係を赤裸々に語るだけでもかなりの衝撃であるといえる。
一方で、李氏はこの報道をめぐる野党からの追求にも余裕の笑いを浮かべて交わしている。韓国メディアも李氏が有力という論調で伝え、野党候補である尹錫悦(ユ・ソギョル)氏に差をつけて優位であるという世論調査結果を報じたところもある。
しかし、世論調査を「数字のマジック」として信用しないという国民も多い。つまり、世論調査の回答者数が少数であっても、あたかも多くの国民の回答であるかのように報道されることがあるからだ。
こうした例は、先の東京オリンピックの際の「ボイコット問題」でも同様に少数の回答者による結果が「国民の6割がボイコットに賛成」と報じれたこともあり、大統領候補者の支持についても、疑問視する声が上がっているのはこうした背景があるためである。
中略
結果として、就任当初は大きな期待をこめて支持をしている国民も、一度、不正やスキャンダルが発覚すれば「裏切られた」と失望することの繰り返しであるが、これは、やはり、国民が感情にまかせた選択をしているところが大きく、過去の失敗から学べていないということを示しているとも言える。
今回の大統領選挙戦の本格的なスタートはこれからではあるが、李氏のような候補者としての資質があるとは言い難い人物が大統領候補になっていることを国民はもっと問題視しなくてはならないと言える。
田中 美蘭(ライター)
現代ビジネス 11/29(月) 7:32
URLリンク(news.yahoo.co.jp)