21/04/15 11:06:02.15 CAP_USER.net
韓国の少子高齢化問題の深刻さを再確認させる国連の報告書が発表された。
国連人口基金(UNFPA)が14日(現地時間)に発行した世界人口白書2021『私のからだは私のもの』に掲載された統計表によると、1人の女性が一生のうちに産むと予想される子どもの数を意味する「合計特殊出生率」は、韓国は1.1人だった。これは調査対象となった198の国と地域で最下位。2019年には1.3人で192位だった韓国の合計特殊出生率は、昨年の調査で初めて最下位に転落していた。2年連続の最下位ということになる。2008年に総人口がピークに達し、その後は人口減少に転じている日本(1.4人)よりも少ない。
総人口に占める0~14歳の人口の割合も、韓国は12.3%で日本と同率の最下位となった。世界平均の25.3%の半分にも満たない。昨年の韓国の0~14歳人口の割合は12.5%で、日本(12.4%)とシンガポール(12.3%)より高かったが、今年は最下位に転落した。
65歳以上が総人口に占める割合は16.6%で、昨年の15.8%から0.8ポイント増加した。65歳以上が総人口に占める割合が7%以上だと高齢化社会、14%以上だと高齢社会、20%を超えると超高齢社会と言うが、韓国は超高齢社会への突入を控えていることになる。65歳以上の占める割合が最も高い国は日本で、28.7%に達する。世界平均は9.6%。韓国人の平均寿命は男性が80歳、女性が86歳だった。少子高齢化で人口増加の勢いは鈍化している。2015~2020年の韓国の年平均の人口成長率は0.2%で、世界平均の1.1%を大きく下回っている。
同白書の人口統計表は、ユニセフの複数指標クラスター調査(MICS)や国連の推計資料などをまとめたもので、各国政府が発表した統計とは若干の差がある。一例として、韓国統計庁の資料によると、韓国の合計特殊出生率は2019年現在で0.918人で、すでに1人以下に落ちている。
国連人口基金の今年の白書は、女性の性的自己決定権の行使をテーマにしている。国連人口基金は同白書で、15~49歳の女性の避妊実践率は世界平均が49%であり、現代的方法の避妊に限れば45%だったと明らかにした。韓国はそれぞれ81%、73%だった。同白書は、全世界の女性が平均的に享受している法的権限は、男性が持つ権限の75%に過ぎないと指摘している。
チョ・ギウォン記者
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