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2018年9月、日帝による強制動員の被害者クォン・チュンフンさんが労役当時の状況を説明している。勤労挺身隊ハルモニとともにする市民の会提供//ハンギョレ新聞社
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クォン・チュンフンさん(右)が17歳だった1945年、住友石炭鉱業所の赤平鉱業所で作業服姿で撮った写真=勤労挺身隊ハルモニとともにする市民の会提供//ハンギョレ新聞社
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日本の戦犯企業を相手取って損害賠償訴訟を起こした強制動員被害者の1人が、またこの世を去った。
「勤労挺身隊ハルモニとともにする市民の会」は1日、「戦犯企業である住石ホールディングス(旧住友石炭鉱業)を相手取って起こした集団損害賠償請求訴訟に原告として参加したクォン・チュンフンさんが、30日昼12時20分に死去した」と発表した。享年93歳。
全羅南道光陽(クァンヤン)に住んでいたクォンさんは、15歳だった1943年10月、北海道の住友石炭鉱業赤平鉱業所に強制動員され、2年あまりの間、労役に苦しんだ。
クォンさんは生前「脱出を試みたが捕まり、独房で死ぬほど殴られた」とし「大変な作業で腹が減りすぎて、馬の飼料を盗み食いしたりもした」と残酷な当時の状況を証言した。クォンさんは太平洋戦争終戦後の1945年11月、日本の博多港を出発し、ようやく故郷に帰ってきた。
クォンさんが亡くなったことで、戦犯企業の住友や三菱重工業など13社を相手取った第1~2次集団訴訟に参加した原告87人のうち、生存する被害当事者はチュ・クミョンさん(93)、チョン・シニョンさん(90)、チョ・ドンソンさん(92)の3人のみとなった。
昨年7月には三菱に損害賠償を請求していたイ・ヨンスクさん(当時89)が亡くなっている。
2020-12-02 08:19
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