20/11/09 18:23:22.26 CAP_USER.net
約500年間を「儒教」が支配してきた半島。「儒教の国」韓国では、日本とは違う「法の支配」や「法治」に対する価値観が存在するとの話を聞いたりする。韓国において、「法の支配」や「法治」とはをどのような重みを持つものなのか?
現在、韓国のチュ・ミエ(秋美愛)法相と対立中のユン・ソンニョル(尹錫悦)検察総長。中々次期大統領になりそうな人物が現れていない保守系の一角では、彼を保守系の候補に擁立しようとする動きまでもある。
ユン検察総長は今年8月3日、新任検事申告式での演説で「憲法の基本的な価値観である自由民主主義は、民主主義という仮面をかぶった独裁と全体主義を排撃する、本当の民主主義のことを指す」、「自由民主主義は法の支配によって実現される。一度制定された法律は、誰にでも公平に適用されて執行されなければならない」と発言していた。
つまり「法の支配(rule of law)」に基づく「法治(rule with law)」の重要性を説いたもので、「ネロナムブル(=自分に甘く他人に厳しい)」式で夫人や姑等の身内の疑惑とその捜査妨害疑惑を脇に置いておけば、至極真っ当な発言だ。
ところが政権与党「共に民主党」の有力議員であるシン・ジョンフン(辛正勲)氏は、翌日自身のフェイスブックを通して、
1)自由民主主義こそ本当の民主主義という主張が正しい表現であるか如何かは別にして、
2)その果敢な発想は非常に衝撃的だった、
3)民主主義社会で個人を支配するのは、専ら良心であり、社会を支配するのは常識だ、
4)法は単にその良心と常識の境界を定めるための道具にすぎない、
5)法律家ではなく、一般人の立場から「法の支配」などと言う恐ろしい言葉はとても危険だ、
と反論した。
つまり、1)「自由」民主主義は真に望ましい民主主義だとは思わない。3)「民主」主義社会では良心・常識が社会を支配すべきだ。2)5)「法の支配」や「自由」民主主義は良心・常識に基づかない支配ゆえに反対だと言う事だ。おまけに4)だが、近代法の原則に全く即していない主張であり、日本では中々あり得ない反応である。
政権与党の有力議員が「法の支配」に基づく「法治」や「自由」民主主義を、良心・常識に基づかない支配だと看做し、反対の立場に居ると言う点において衝撃的な発言なのだが、当然多数得票の結果、辛氏は政権与党の一員として、また有力議員として活動・存在している以上、相当数の韓国人も同様な感覚を持っていると見るのが妥当だろう。
2020/11/09 17:25配信 Copyrights(C)wowkorea.jp
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