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- 暇つぶし2ch1:新種のホケモン ★
20/10/08 08:21:08.75 CAP_USER.net
 韓国社会では、性的マイノリティに対しての抑圧が根強い。日本でも人気を博した韓流ドラマ『梨泰院クラス』でも、主人公が経営する居酒屋のコックがトランスジェンダーであることが報道を通じて暴露され、差別を受けるというシーンがある。
 現在ではSNSやYouTubeなどを通じてLGBTを公表する人も少しずつ増え、別の文脈だがBL(ボーイズラブ)漫画も普及するなど、性の多様性が認知され始めているが、就職や人間関係といった実生活にまで害を及ぼしかねないため、実際にカミングアウトにまで至る人はごく少数に留まっていると言った方が正しい。
 基本的に異性間の性愛以外についての理解は日本より低く、それが著しいかたちで表れているのが、軍隊だ。以前、記事〔「ゲイクラブ集団感染」で浮き彫りに…韓国の同性愛差別の実態〕で軍隊が性的マイノリティへの偏見を助長・増幅する集団となっていることについて述べたが、今回、実際に兵役で地獄のような日々を送ったというゲイ男性とその周辺の人々から話を聞くことができた。プライバシーに配慮し、一部フィクションを交えて紹介したい。
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【安宿 緑(やすやど みどり) プロフィール】
東京都生まれ。ライター、編集者。東京・小平市の朝鮮大学校を卒業後、米国系の大学院を修了。朝鮮青年同盟中央委員退任後に日本のメディアで活動を始める。韓国心理学会正会員、米国心理学修士。著書に『実録・北の三叉路』(双葉社)、『韓国の若者』(中公新書ラクレ)。
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◆兵役を逃れるため留学
 1980年代後半、ソウルに生まれたキム・ドンウォンさん(仮名・30代)は小学生の時に父親が他界し、屋台を営む母親と妹と3人で暮らしてきた。自身がゲイであることに気づいたのは中学生の頃だった。
 「韓国社会でゲイとして生きるというのは、周囲の偏見はあるが、それほどの弾圧があるわけではない」と話すキムさん。中東のように違法でもなく罰則もない。しかし、市民団体やキリスト教団体の反感が強く、社会的承認はほとんど得られていないという。
 キムさんの人生を変えるきっかけとなったのが、音楽の趣味が近いことをきっかけに親しくなった高校の友人Iさんだった。
 Iさんは高校に馴染まず、しばしば韓国社会の閉塞感を口にしていた。彼は「国内の大学に行っても徴兵され、その後は低賃金労働が待っているだけ」と言い、1年も経たずに高校を自主退学してイギリスに留学した。
 Iさんから強く影響を受けたキムさんも、高校卒業と同時にイギリスに渡り、1年近く語学留学をした。イギリスでの生活は韓国より自由だったものの、観光ビザで滞在していたためキムさんはアルバイトを転々としたという。
 イギリス留学を終えて帰国し、韓国の大学に入り直したキムさんだが、ゲイに対する偏見や迫りくる兵役への焦りから、今度はフランス留学の道に発つ。この時20歳だった。
 パリに向かう途中で1週間ほど東京に滞在し、当時日本の大学に通っていた友人たちとも久しぶりに再会。新宿二丁目にも通ったという。最後の日は、高円寺の氷川神社で「無事に兵役から逃げられますように」と祈った。
◆若者を待つ理不尽な軍隊生活
 しかし、フランスで語学学校に通いながら大学を受験するも、あえなく不合格に。その上、一緒に住んでいたジャマイカ人にお金を持ち逃げされ、絶望に打ちひしがれたキムさんは持病だった痔の薬を一気飲みし、自殺を試みたという。
 飲んだ後に思い直し、自ら救急車を呼んだため、無事で済んだものの「精神状態に問題がある」と診断され、パリの病院に2か月ほど入院したのち、2年ぶりに韓国に戻ることになった。そして結局、彼は兵役から逃れることができず、軍隊に入隊することになるが、そこでの生活は散々なものであった。
 「軍隊では理不尽な命令をされることも多かったのですが、友人のIならこういう不当な命令には従わなかったはずだと思い、抵抗していました。するとある日、先輩軍人らに建物の屋上に連れて行かれて暴行を受けたのです」
 しかし熊のように大きな体格をしたキムさんは、逆に先輩を制�



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