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北朝鮮で約2年間の抑留後に解放された韓国系米国人ケネス・ベー＝?峻皓（ペジュンホ）＝氏と家族が22日までに、北朝鮮に対して損害賠償を求めて米ワシントンの連邦地裁に提訴した。ベー氏が朝日新聞の取材に明らかにした。韓国メディアによると、賠償請求額は2億5千万ドル（約260億円）。
牧師であり北朝鮮旅行を扱う会社を営んでいたベー氏は2012年、宗教活動を通じた政権転覆を疑われて拘束。国家転覆陰謀罪で15年の労働教化刑（懲役に相当）の判決を受けた後、14年に解放された。ベー氏は抑留中に受けた心身の苦痛と経済的被害に対し、北朝鮮は賠償するべきだと主張。「さらなる抑留の被害を防ぐ意味でも提訴に踏み切った」と語った。
ベー氏は現在、韓国在住で、国際交流などのNGO活動に携わっている。
朝日新聞社 2020/08/22 21:57
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