20/08/21 11:24:11.78 CAP_USER.net
■お盆も歌舞伎町に客足は戻らず
新宿歌舞伎町が初めて迎えるコロナ禍の夏休み。かつては8月13日~16日のお盆の期間中でもにぎわう歌舞伎町だったが、やはり客足は戻らない、いや、お盆前に比べれば人出そのものは増えている。街を歩く人にごく若い子が増えたように感じるが、これは毎年のこと。夏休みは興味本位な若者たち、学生はもちろん中高生、家出少女に至るまで、歌舞伎町デビューの季節でもある。
イケメンのキャッチ(おそらくスカウトでもある)に店に来ないかと声をかけられてまんざらでもない二人組の女の子、目いっぱいのおしゃれをしているが垢抜けない田舎の高校生といった感じ。スカウトの連中は未成年でなければ(未成年であっても時には)容赦なく食い物にする。キャッチとスカウトの仕事の境界は実際には曖昧で、キャッチといっても相手と場合によってはスカウトにもなるしその逆も然り。一見かわいらしいキャッチの男の子がスカウト行為で何人もの女の子を風俗に落として食っていたりする。そして彼らにとって夏休みは仕入れの季節でもある。
■コロナより欲望を追う人たち
夜11時、大型ディスカウントストアに立ち寄る。アダルトコーナーにロングヘアの美少女、顔はまだあどけない。アダルトグッズを持ってレジへ。この店では恥ずかしい人用に最初からラッピングされたものと男らしく(? )扇情的なイラストと文言をむき出しのままで売っているおもちゃがある。彼女が選んだのは後者。まして袋はいらないと会計を済ませ、むんずとアダルトグッズを手に持ったままドンキの階段を降りていく。
なかなかすごい光景だったのであとをついていくと外でサラリーマン風の小さいおっさんが待っていた。おっさんはニヤニヤしながら彼女をからかっている様子。アイドル顔負けの女の子とナイロン製の大きなビジネスバックを下げた小さいおっさん、見るからにアンバランスな二人はそのまま旧コマのネオンに消えていった。パパ活なのかなんなのか、こんな不自然過ぎる年の差カップルを他にも何組か見かけた。彼らにとってはコロナより性欲。彼女たちにとっては金、あるいは好きな男(ホストが多い)のためか。
何もそんなことをしなくてもという普通の女の子、それもみんなかわいらしい子だ。若くてかわいい子しか買い手はつかないし売れない。疫禍が長引くほど高クオリティの少女が落ちてくる。象牙の塔で社会正義を振りかざしたって、これが市井の現実である。
■居酒屋の売上達成率は28%、それでもマシ
多くの店は10時には閉める協力体制をとっているが、現実には守っていないところも多い。「10時で閉店させていただきます」と書かれていても終電までは営業していたりする。非常にアバウトだが大手カラオケチェーンやネットカフェ、風俗店も多くは協力要請を無視している。あくまで「お願い」であり、「守るが阿呆」とまでは言わないが、夜10時に閉店するカラオケ店なんて食っていけるわけがない。もらえる協力金も世界有数の商業一等地に構える新宿の店舗にとってははした金だ。
コロナ禍の歌舞伎町、本当に世界有数の歓楽街は寂しい街に変わってしまった。
「見てくださいよこれ」
知り合いの居酒屋店員が半笑いでレジの画面表示を見せてくれる。売り上げ達成28%。
「これじゃやってけませんよ、池袋(の支店)もだめ、渋谷(の支店)が少しましかな、とにかくヤバいです」
売り上げてるほうだな、と思った。私が見せてもらった他の居酒屋は売り上げ達成12%だった。ランチの弁当はそれなりにさばけたそうだが、みなこれでは時間の問題だ。
(続く)
プレジデントオンライン 8/21(金) 11:16
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