20/07/12 12:18:58 CAP_USER.net
「BTSを読む」インタビュー 新しいのに懐かしい?次世代K-POPに全米が熱狂する理由
韓国出身の7人組ヒップホップグループ、BTS(防弾少年団)が世界的な人気を呼んでいる。2018年以降、アルバムは4枚連続で全米1位(ビルボード誌)。2018~19年のワールドツアーでは日韓だけでなく、欧米の巨大スタジアムをファンが埋め尽くした。主に韓国語で歌うアイドルグループが、なぜ全米を熱狂させるのか。日本からは見えにくい「BTS現象」について『BTSを読む』(柏書房)著者のキム・ヨンデさんと翻訳者の桑畑優香さんに、背景も含めて聞いた。
●BTSはなぜアメリカを熱狂させるのか
―BTSを知り「これは大変な現象だ」と感じたのはいつごろですか?
キム 2013年のデビュー前から噂は聞いていました。韓国3大芸能事務所の一つ、JYPエンターテインメント出身のパン・シヒョクという作曲家は業界で有名でしたから、そのパンがデビューさせる新たなグループだという程度の認識でした。
翌年、たまたまネットで見たKCON(アメリカで開かれる、K-POPアーティストや韓流文化の紹介イベント)の出演者リストに、BTSの名前を見つけました。行ってみると、ショーケースも記者会見も、無名の新人BTSにものすごい多くの人が集まっていました。人数もそうですが、表情や熱狂的な反応から「何か新しいことが始まっている」と直感したんです。その後、BTSはアメリカで着実にファンを増やし、2018年のブ