20/05/15 19:32:40 CAP_USER.net
韓国では新規の感染者数が減少したとして、5月6日からは外出自粛が緩和され、日常の中でのソーシャルディスタンシング(韓国では生活防疫と呼ばれ、人との間を両手を広げた間隔にすることや手を30秒以上洗うことなどが提示された)が始まった。
再び感染が広がることを憂慮する声も上がっていたが、5月6日、クラブから感染者が出た。二次感染者も含め14日までに133人の感染者が出るなど、新規の感染者数が再び増加に転じている(クラブ感染関連検査数は累積で3万5000件と発表)。
韓国ではこれまで徹底した行動経路の確認とPCR検査を進めてきたが、行動経路の確認の側面ではプライバシーの問題も浮上している。
韓国では、疾病管理本部(保健福祉部傘下の疾病管理に関連する研究開発を担う機関。「庁」へ昇格する予定。以下、KCDC)を中心に新型コロナ対策が進められてきた。前疾病管理本部長(2016年2月~2017年7月)の鄭?碩(チョン・キソク)現ハリム大学医療院教授に、これまでの韓国の防疫体制、そして、今回のクラブでの感染者増加などについて話を聞いた。
前略)
■プライバシー保護と防疫は両立するか
─行動経路の調査の結果、梨泰院のクラブでの最初の感染者がゲイクラブに行っていたことが公表され、それが報じられたことで、「強制アウティング」(性的指向などが本人の了解なしに公になってしまうこと)の問題が浮上しました。
鄭 そうですね。そうした批判を受けて行政も感染者が特定されないよう必要最小限の情報をだすこと、匿名で検査を受けられるようにすることなどを約束しました。
梨泰院のクラブだけでなくその一帯にその時間帯に居合わせた人たちすべてを携帯の位置情報から把握して、プライバシーの問題から検査をためらっている人たちにまず検査を受けるよう呼びかけています(韓国では感染病予防や感染伝播の遮断のために必要な場合、感染症の疑いのある者への情報提供を保健福祉相や疾病管理本部長が要請できる法律がある)。
防疫の立場からいうと、行動経路の確認、共有はとても重要です。MERSの時は患者が入院していた病院名を公開できなかったために、地方から病院を訪れていた人が院内で感染して全国に広がってしまいました。病院名を公開していたら、さらなる広がりはなかったはずです。
─それでも、フランスなどからは「個人の行動経路を把握することは市民の自由を奪うことだ」という批判もありました。
鄭 各国の慣習に応じて、受け入れる程度の差があるかと思います。共同体での合意がなければできないことでしょう。韓国社会では、MERSを経験したことで、『個人の情報、個人のプライバシーより共益が優先する』というコンセンサスができていました。感染病に関して個人情報が必要な場合、提供するよう要請できる法律はありますが、今回は強制したわけではありません。
URLリンク(news.nifty.com)
【ゲイ調査】韓国、携帯電話の基地局データやクレジットカード利用履歴、防犯カメラ映像でゲイバー利用者を追跡[5/12]
スレリンク(news4plus板)