20/04/13 10:24:01 CAP_USER.net
新型コロナウイルス新規感染者が四日連続で50人未満となったのを受け、治療薬やワクチンが開発されるまで長期化する新型コロナウイルス流行期間中に、国民が守るべき「生活防疫」の細部規則案を韓国政府が12日、発表した。学校や教会のように人が集まる場所では間隔を2メートル以上保ち、近所の散歩などの日常生活では最低1メートルの距離を取るなどの内容となっている。
政府は19日まで、不要不急の外出・集まり・催しなどを自粛し、2メートル以上の距離を保つことなどを骨子とした第2次「高強度社会的距離」行動指針を施行している。政府は今後、感染者が一日50人未満という傾向が続けば、「生活防疫」に移行するとしている。
生活防疫の詳細な手順が決まると、「高強度社会的距離」行動指針に取って代わることになる。中央防疫対策本部の鄭銀敬（チョン・ウンギョン）本部長は同日、「新型コロナウイルス前の日常に戻るのは難しい。ワクチン開発など根本的な防止措置が整うまで守らなければならない規則だ」と述べた。
■「日常で1メートル間隔…手洗いは2時間ごとに」
公開された細部規則の中核は「日常生活では少なくとも1メートル以上の距離を取る」ということだ。「高強度社会的距離」行動指針で提示した「間隔を2メートル以上あける」よりもやや緩和されたものだ。ただし、「大勢の人が集まる所では2メートル以上の間隔を保つ」とした上で、「スペース確保が難しい場合は集まる時間をずらす」としている。
政府はまた、「取っ手やスイッチを週に1回以上、漂白剤・消毒薬で消毒するといい」として、換気は朝夕それぞれ少なくとも15分間実施するよう言っている。さらに、「石けんを使い、流水で30秒間以上の手洗い」を2時間ごとにするとしている。
保健福祉部は26日までの2週間で、こうした生活防疫の細部規則案に対する国民の意見を集約する。福祉同部は早ければまず19日までに集約した意見をもとに、20日から生活防疫に移行するものと見られる。
■13日より米国からの入国者も全数検査
一方、政府は13日より米国からの入国者に対する新型コロナウイルス全数検査を義務付けることにした。先月22日よりヨーロッパからの入国者は全数検査をしているが、米国からの入国者は同月27日に2週間の自己隔離のみを実施し、ウイルス検査は、発熱や咳などの症状が出たらすることにしていた。しかし、この2週間の海外からの感染者459人のうち、米国からの感染者が49.7％（228人）に達していることから、検疫規制を強化したものだ。ヨーロッパからの入国者のように、症状がある人は空港で直接検査し、無症状の人は自己隔離した後、三日以内に検査する。
12日の新型コロナウイルス国内感染者は1万512人で、前日より32人増えた。新規感染者は9日以降、四日連続で生活防疫に移行するための政府目標値である50人未満を保っている。同日までの死者は216人で、累積感染者数に対する死者数を意味する死亡率は2.05％となった。死亡率は前日に2.01％となり、初めて2％を超えた。
チョン・ソクウ記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
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2020/04/13 07:30