20/03/05 09:58:27 CAP_USER.net
金与正氏の毒舌に青瓦台「立場は示さない」
3/5(木) 9:52配信
朝鮮日報日本語版
青瓦台(韓国大統領府)は4日、北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党中央委員会第1副部長が前日、厳しい口調で「青瓦台非難談話」を発表したことについて、何の反応も示さなかった。発言の背景などは分析するが、直ちに何らかの立場を表明することは見送ったという。青瓦台周辺と与党勢力では金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹で、秘書室長級の扱いで対南メッセンジャーの役割を果たしてきた金与正氏の豹変(ひょうへん)に当惑する雰囲気が感知された。
金与正氏は北朝鮮の最高位層の中では韓国政府の関係者らと最も近い人物とされてきた。2018年2月の平昌冬季オリンピック当時、金正恩氏の特使として来韓し、2泊3日にわたり文在寅(ムン・ジェイン)大統領と4回会ったのをはじめ、当時のイム・ジョンソク秘書室長ら政権の実力者たちとも親しく交わった。金与正氏は当時、文大統領に「統一の新たな場を開く主役となられ、後世に長く残る足跡を残されることを願う」と述べた。文大統領が平昌冬季オリンピックの開会式に出席した金与正氏に「寒い中、夜遅くまでご苦労さまでした」と声を掛けると、金与正氏は「大統領が非常に気を使ってくださったので、大丈夫です」と応えた。イム室長が主催した歓送夕食会では「一つとなるその日を前倒しし、平壌でうれしい方々に再び会うことを願う」と乾杯のあいさつを行った。
金与正氏は平昌後に本格化した南北、米朝対話においても必ず登場した。昨年の「ハノイ・ノー・ディール(米朝首脳会談決裂)」の影響で南北関係が凍り付いた状況でも、金大中(キム・デジュン)元大統領の妻・李姫鎬(イ・ヒホ)女史が死去した際、金正恩氏からの弔意文と造花を韓国側に贈るため板門店にまでやって来た。
その金与正氏が韓国政府に対し「低脳な思考方式」「完璧なばか」「おじけづいた犬」などの侮辱的な言葉を浴びせたことについて、韓国統一部(省に相当)の呂尚基(ヨ・サンギ)報道官職務代行はこの日「特にコメントすることはない」「もう少し時間をかけて分析してからお話しする」と述べた。前日に統一部は南北保健協力と北朝鮮個別観光などを骨子とする「2020年度主要業務推進計画」を青瓦台と国務調整室に提出したことを明らかにしていた。以下略
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)