20/02/22 20:40:41 CAP_USER.net
教団は、教祖の生まれ故郷である慶尚北道清道（キョンサンプクドチョンド）郡や隣接する大邱（テグ）市の教会を巡礼コースとし、礼拝や奉仕活動をしている。
対策本部は大邱市と連携して教団側から信徒9300人余の名簿提出を受け、全員の電話調査を開始。
22日までに1200人以上が感染の疑いのある症状が出ていると答えたという。
感染が拡大しているのは、信徒が全国から集まるとされる大邱教会と、
教祖の実兄の葬儀が1月31日から2月2日にかけて行われた清道郡内の病院。
18日に60代女性信徒への感染が初めて確認されたが、この女性は発症前後に4回、大邱教会に通っていた。
22日午後5時発表の対策本部のまとめによると、感染者433人のうち、
教会信徒やその家族ら関係者が231人▽葬儀が行われた病院の関係者が111人。
特に22日だけで、病院の職員や患者95人に感染したことが分かり、病院関係者は院内感染の対策に追われた。
新型肺炎で死亡した2人も同病院での感染者だった。
教団は1984年に発足。教祖をキリストの生まれ変わりとして信奉し、
信徒であることをあまり公にしないため、感染経路の確認が遅れていた。
教団を脱会した元幹部は21日にCBSラジオに出演し、最初の感染者が大邱教会に巡礼した際、
1000人が同席していたという教団側の説明に対し「8000人はいたはずだ。60～70％が家族にも信徒であることを隠している」
と指摘し、徹底的な調査と隔離が必要だと主張した。
インターネット上では、教団が感染者と礼拝に同席したことはないとうそをつくよう促す教団側の指示文書が明らかになり、
教団に対する批判が強まった。教団側は「公式文書ではない。当局に協力するよう指示している」とウェブサイトを通じて釈明した。
韓国内では急速な感染拡大に不安が広がる。ソウル市中心部では毎週末に教団とは別のキリスト教団体が
文在寅（ムンジェイン）政権を批判する大規模集会を開いていたが、ソウル市長が会場に乗り出して中止を促すなどピリピリした雰囲気に包まれた。
日本外務省は22日、大邱や慶尚北道の一部地域で感染症例が急増していることに注意を呼び掛けるスポット情報を出した。
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