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韓国政府が北朝鮮に対し、韓国人が個人で訪朝する「個別観光」を受け入れるよう民間団体を通じて打診していることが、韓国政府関係者の話でわかった。韓国からの北朝鮮旅行は国連制裁決議に触れるため実施できていない。文在寅(ムンジェイン)政権は4月の総選挙を控え、南北関係改善をアピールしたい考えとみられる。
韓国は1998年から2008年、南北の軍事境界線を越えて金剛山を訪れる観光を認めてきた。だが、韓国からの金剛山訪問は08年に観光客が北朝鮮人兵士に射殺された事件が起きて中断。その後も、北朝鮮への大量の現金の移転などを禁じた国連制裁が決議され、再開できなくなった。
このため、今回の個別観光では、個人が旅行社を通じてビザを入手し、中国などを経由して訪朝することを想定している。訪朝に際しては韓国政府の承認を義務づけるという。文大統領は1月14日の記者会見で「制裁に触れず、模索できるのではないか」と述べた。ただ、北朝鮮が訪朝ビザを出すかは不明だ。
2020年2月17日 17時00分 朝日新聞デジタル
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