19/10/28 20:59:56 CAP_USER.net
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韓国製造業の競争力が経済協力開発機構(OECD)平均にも満たないことが分かった。
現代経済研究院と産業研究院がOECDの統計に基づき調べたところによると、製造業の競争力を示す重要指標である付加価値率(2015年基準)で韓国は25.5%となっており、米国(36.9%)、ドイツ(34.8%)、日本(34.5%)など製造業大国に10ポイント近い後れを取った。OECD平均は30%だ。付加価値率は生産性と収益性を判断するための指標だ。製造企業が原材料を調達し、自社の技術力で製品を生産し、販売するまでの過程でどれほどの価値を創出したかを示すもので、数値が高いほど、製造業の競争力が高いことを示す。OECDで韓国よりも製造業の付加価値率が低い国はスロバキア、ベルギー、オランダ、スペインなど6カ国のみだ。これら国々はサービス・貿易業が主体の国で、製造業国家では韓国が事実上最下位と言える。
産業研究院によると、2000年から10年までの期間に韓国製造業の付加価値は年平均9.2%増加したが、11年から17年までの期間には増加幅が半分以下の4.5%にすぎなかった。製造業の競争力低下はすなわち韓国経済の危機だ。韓国工学翰林院が7月に発表したアンケート調査の結果によれば、回答者261人の98%は「韓国製造業の競争力低下と危機は構造的問題のせいだ」と答えた。韓国製造業、産業界が再生できる「ゴールデンタイム」は5年しかないとの診断も示された。5年以内に新たな突破口を確保できなければ、韓国製造業は競争力を回復できないまま、世界二流または三流に転落してしまいかねない。
カン・ドンチョル記者
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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/10/28 09:20