19/09/13 01:08:43.56 CAP_USER.net
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日本が7月初め、韓国を対象に半導体・ディスプレー素材3種の輸出規制を施行して二カ月が過ぎたのに韓国政府は該当素材の輸入量変動を公開していない。輸入量変動は日本輸出規制にともなう韓国企業の被害を客観的に立証できる資料だ。日本を世界貿易機構(WTO)に提訴する方針まで明らかにした政府が被害をはっきり見せることができる指標公開にあいまいな姿勢なのには事情がある。
国民日報が10日、クォン・ソンドン自由韓国党議員室を通じて入手した関税庁の日本輸出規制品目輸入現況によれば日本が7月4日、高純度ふっ化水素、フォトレジスト、フッ素ポリイミドの輸出を規制した後も該当品目の輸入は続いた。関税庁資料を見れば日本から半導体製造用ふっ化水素の輸入量は7月529.85トンで1年前の2780.35トンより4分の1水準に減った。ふっ化水素の8月輸入は全くないことが明らかになった。昨年8月の3174.31トンの輸入に比較すれば明確に変化した。輸出規制の直撃弾を受けた姿が指標からも確認される。
反面、半導体製造用レジストと回路基板用ポリイミド輸入はむしろ増えたことが明らかになる。半導体製造用レジスト輸入は今年7月と先月に各々141.38トン、95.71トンで前年同月の83.87トン、95.06トンより増加した。回路基板用ポリイミドフィルム輸入も昨年7月と8月の各々16.51トン、12.58トンから今年23.51トン(7月)、22.43トン(8月)に増えた。
輸出規制措置を受ける品目の輸入がどうして輸出規制前より増えたのか。関係部署の説明を総合すればこれは政府が貿易取引量を調べる時に使う商品分類コードである「HSコード(Harmonized System code)」が細分化されていないために起きた一種の統計的錯覚に近い。
国際協約により韓国はすべての輸出入品目に対して種類別にHSコードを指定する。HSコードは基本的に6桁で構成される。韓国は細部分類のために4桁を追加して総10桁の数字で品目を区別する。たとえば半導体製造用レジストのHSコードは3707901010で、半導体製造用ふっ化水素のHSコードは2811111000、回路基板用ポリイミドのHSコードは3920999010だ。しかし、HSコード上、同じ品目でも実際の用途や特徴により多様に取り扱いされる。関税庁関係者は「この品目の中でも日本が輸出規制対象に指定したのはごく一部。HSコードは関税徴収が目的で、それ以上品目を細分化してしない」と説明した。
例えばフォトレジストは光源波長により極端紫外線(EUV)、フッ化クリプトン(KrF)光源、フッ化アルゴン(ArF)光源などに細分される。これとは異なり、関税庁では「半導体製造用レジスト」とだけ記録する。日本はEUVとArFフォトレジストを輸出規制対象に定めたが、すでに韓国の国産化が進んだKrFレジストは輸出規制対象に指定しなかった。つまり日本の輸出規制でEUVやArFフォトレジストが輸入されなくてもKrFフォトレジストの輸入が増えれば半導体製造用レジストの全輸入量が増加したと集計される。
このようなので、政府が日本輸出規制品目の輸入物量変化を正確に調査するためには関税庁集計だけでなく産業通商資源部次元の実態調査をより増やさなければならない状況だ。
産業部関係者は「素材輸入量は該当企業の営業機密だから政府でも直接調査できず企業に問い合わせるしかない。外部に公表することも難しい」と説明した。ただし一部では政府が日本の輸出規制にともなう被害を受けて明確に立証できるように通関上、品目の細分化から急ぐべきだと指摘する。
イ・ジョンソン記者
ソース:国民日報(韓国語)<[単独]日本輸出規制二ヵ月目輸入量減少公開できない政府>
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