19/04/30 00:52:52.11 CAP_USER.net
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▲日本のさつまいも<ベニハルカ>
日本のさつまいも無断搬入で特殊禁止害虫の国内流入の可能性が大きくなっている。政府の検疫強化にもかかわらず、密輸が絶えることなく続くからだ。日本のさつまいもの国内無断搬入実態と問題点・対策などを探ってみる。
日本のさつまいも、国内栽培面積の43%獲得
農林畜産検疫本部によれば日本のさつまいもをこっそりと持ってきて通関過程で廃棄された事例が2016年52件、2017年30件、2018年36件に続き今年も3月基準で12件に達した。特に過去10年間、栽培目的で申告して持ってきた日本さつまいもはただ一件もなかったが、昨年、我が国のさつまいも栽培面積2万753ヘクタール中、日本さつまいも品種が占める面積は43%に達した。
ある専門家は「日本で育種された品種<ベニハルカ>が公式に国内に搬入された証拠は探すことはできない」として「ところが、どのようにして、このようにたくさん広がったのかまったく理解できない」と指摘した。
農林畜産検疫本部関係者は「X線と探知犬を投じて不法に搬入される農畜産物を遮断しようと最善を尽くしている。しかし、直接所持したままこっそりと持って入ってくるものを完全に遮断することは事実上不可能だ」と打ち明けた。
禁止害虫流入憂慮大きくなって
日本さつまいもは特殊禁止害虫の「サツマイモコクゾウムシ」や「アリモドキゾウムシ」の流入の可能性のため、国内搬入が事実上禁止されている。これら害虫はさつまいもの商品性を大きく落とし、繁殖速度が速いうえに防除が難しいと伝えられている。
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▲アリモドキゾウムシ
政府はこの様な理由で日本のさつまいも主産地の九州地域と本州、青森県・三重県、北海道全域で栽培されたさつまいもについて搬入を徹底的に遮断している。また、植物防疫法施行規則にも伝染病の基主植物役割をするさつまいもの輸入を厳格に制限している。
しかし、最近10年間、日本さつまいもが継続的に入ってきたのが実情だ。専門家と農家によれば2010~2015年にはカボチャさつまいもとして知られた<安納紅>が搬入され、2016年頃からは糖度品種の<ベニハルカ>に交替した。2018年頃からは早期多収穫品種の<カラユタカ>が隠密に入ってくる傾向だ。全北金堤でさつまいもを育てるある農民は「<ベニハルカ>が人気を呼び、農家の栽培面積もずっと増加している。このため、害虫の心配はなくならない」と憂慮した。
国産高品質さつまいも普及が最善
政府は特殊禁止害虫の流入の可能性を理由に日本さつまいもの国内品種保護出願を防いでいる。このような点を悪用して企業が無断でさつまいもを持ってきて増殖・販売するのは大きな問題という指摘だ。従ってさつまいも無断搬入事例については過怠金を一層重く課さなければならないという注文が多い。現在、無断で日本さつまいもを搬入して摘発された時、過怠金は1回10万ウォン、3年内で2回目は50万ウォン、3回以上100万ウォンに過ぎない。
国内で育種したさつまいもの無菌苗の供給を拡大し優秀品種に対する教育・広報も強化する必要がある。合わせてさつまいも品種判別技術を早く開発して普及、国内育種さつまいもに栽培を誘導する案も提示されている。農村振興庁国立食糧科学院関係者は「消費者らが好むという理由で無断搬入された日本産さつまいもの種子をずっと購入して栽培するならば、特殊禁止害虫などによる被害がいつ差しせまってくるかもしれない」と警告した。
キム・キホン記者
ソース:農民新聞(韓国語) 日本さつまいも密輸盛行…特殊禁止害虫流入「赤信号」
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