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(台北 26日 中央社)ロイター通信は24日、仏海軍のフリゲート艦が今月6日に台湾海峡を通過したと報じた。安全保障問題に詳しい消息筋が25日に明らかにしたところによると、これには米国が南シナ海で実施する「航行の自由」作戦に対する主な民主主義国の支持や中国へのけん制など、大きな意義があるという。
消息筋は、仏海軍の行動の背景には南シナ海や東シナ海、台湾海峡などで軍事圧力を強める中国に対し、民主主義陣営の警戒感が強まっていることがあると指摘。近年、米国や日本、欧州連合(EU)などが台湾への支持を繰り返し表明しており、今後、各国の協力体制は常態化するとの見方を示した。また、北京当局に対し、一方的な行為を変えてトラブルメーカーのイメージを脱却すべきと呼び掛ける意図も込められているほか、新たな国際秩序が形成される中で、台湾が自身の役割を見極めるチャンスにもなるとした。
一方、米国防総省の広報担当は中央社のメール取材に対し、台湾海峡だけでなく、全ての国際水域での航行の自由を支持する同国の姿勢を改めて示した。
ロイター通信によると、台湾海峡を通過した仏軍艦は「バンデミエール」。同社は、欧州諸国の軍艦が台湾海峡を通過した前例はほとんどないとし、米国は歓迎するとみられるとの見方を示す一方、米中間のあつれきが増大する恐れを指摘した。
(温貴香/編集:塚越西穂)
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中央社フォーカス台湾 2019/04/26 17:54
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仏海軍のフリゲート艦「バンデミエール」=仏国防省の公式サイトから